「北朝鮮対応で韓国政府が内輪揉め」

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韓国大統領に成りおおせた李在明(イ・ジェミョン)さんが業務報告会という名目で、各政府機関の長を吊し上げて悦に入っています。


↑吊し上げ「報告会」でご機嫌の李在明(イ・ジェミョン)さん。まさに「わろてんねん」という写真です。

リアルタイムで生中継しており、「オレはこんなに頑張っているんだ」とアピールしているのですが、これは諸刃の剣。

「あ、この李在明(イ・ジェミョン)というのは偽書『桓檀古記』を信じているオッサンなんだ。ばかだなあ」と視聴者に気付かせる役割も果たすからです。

「韓国人はうそつきだが正直だ」とは、古田博司先生の至言ですが、李在明(イ・ジェミョン)さんがやっているのは「体現」といえます。

ちなみに対語は「日本人は正直だが不誠実だ」――です。

2025年12月19日、李在明さんは、外交部、統一部、金融委員会、公正取引委員会、法務部、性平等家族部およびその所属機関の業務報告会が行われました。

傑作なのは「外交部」と「統一部」で、この2つの部が揉めています。

韓国の外交部の鄭然斗(チョン・ヨンドゥ)外交戦略情報本部長(旧・韓半島平和交渉本部長)が、2025年12月16日に在韓国米国大使代理であるケビン・キムさんと「対北朝鮮対策の会議」を開催しようとしたところ、統一部は「外交部が主導する対北朝鮮政策調整には不参加とする」と反発しました。

統一部がなぜ反発しているか?ですが――統一部の鄭東泳(チョン・ドンヨン)長官は、

「朝鮮半島政策、南北関係は主権の領域だ」
「同盟国(合衆国)と協議する主体は統一部だ」

――と意味不明な発言を述べています。

外国との外交交渉なら外交部(外務省に相当)が担当するのが当然です。

韓国の憲法上は――「北朝鮮」は朝鮮半島の北半分を不法に選挙した反政府勢力という位置づけですから――それを貫くなら「国内機関(統一部)」が担当してもおかしくないですが、現在、金ちゃんファミリー三代目は、祖父・父の遺訓を放棄して「敵国」と認定しています。

であれば、これまでどおり北朝鮮問題については外交部が担当するのが当然です。統一部がゴネている理由が意味不明です。

ちなみに『東亜日報』の報道によると、北朝鮮は2025年夏から11月まで、MDL(軍事境界線)付近で南北分離作業を行う中、地雷の一部を韓国側地域に埋設。これに対し、韓国軍は警告放送や警告射撃を実施するなど、軍事的緊張が高まっていた――とのこと。

李在明(イ・ジェミョン)さんはこの報告会で何と言ったかというと――以下のような発言をしています。

「南北はかつては敵のふりをしていたが、最近は本当に敵になりつつあるようだ」

「われわれはそうした教育や宣伝を受けてきた。『北朝鮮が南侵しようとしている』『韓国を狙っている』といった話も多く、そのような主張も相当な根拠があるように見えたりもする」

「しかし現実を見れば、北朝鮮はむしろ南側が北侵するのではないかと心配している」

「民族共同体といった価値の話を持ち出さなくても、極めて現実的な必要性から、強いて激しく対立する理由はない」

「にもかかわらず、不必要な『強対強』の政策を取ったため、本当に憎しみ合う関係になったようだ」

李在明(イ・ジェミョン)さんの認識では、「北朝鮮は南朝鮮による侵攻を恐れている」のだそうです。

また、不必要な『強対強』の政策を取ったため――という発言は、尹錫悦(ユン・ソギョル)前大統領への非難です。「お前が強硬姿勢をとったので北朝鮮との仲が悪くなったじゃないか」というわけです。

――というわけで、親中、新北朝鮮・反米・反日の李在明(イ・ジェミョン)さんらしいお話でした。

(吉田ハンチング@dcp)

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