『ECOS』に「2026年03月の国際収支統計」が公表されましたが、このデータの中に「椿事」が記録されています。
韓国メディア『聯合ニュース』なども報じているるのですが、2026年03月の旅行収支が黒字になった――のです
本当かどうかを確認してみましょう。
「旅行収支」というのは国際収支統計の項目の一つで、(すごく)簡単にいうと「外国人旅行者が国内で使った金額」と「自国民が海外旅行で使った金額」の収支を示します。
観光客が多い国はこの旅行収支が大きな黒字なりますが、旅行収支に集計されれるのは実は観光だけではありません。
留学・語学研修・出張・医療目的の滞在などで消費した金額もこれに含まれます。そのため、アメリカ合衆国、イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドなどでは、留学生収入は大きな「サービス輸出」になるのです。
韓国は旅行収支において出ていくお金の方が多い(観光客が外国で落とすお金の方が多い)ので、普通は赤字です。
2026年03月はどうなったかというと――以下をご覧ください。
⇒データ出典:『韓国銀行』公式サイト「ECOS」
2026年03月は「1億3,510万ドル」の黒字です。確かに黒転しています。
旅行収支の黒字がどれくらい珍しいかというと、黒字になったのは2014年11月の「5,310万ドル」以来のことです。
つまり11年4カ月ぶりの黒字です。以下が1980年01月~2026年03月の旅行収支推移です。

上掲のとおり、韓国の旅行収支はほとんがゼロより下にあります。2026年03月の約1.4億ドルの黒字は椿事だといえます。
なぜ当月は旅行収支が黒字になったのでしょうか。収支は「収入 – 支出」で求めますが、当月は収入の方が大幅に増加したのです。
同じように1980年01月~2026年03月の推移をグラフにすると以下のようになります。

2026年03月は「26億9,580万ドル」で過去最高を記録しました。
上掲グラフのとおり、ドンと突出した結果で、02月が「16億170万ドル」でしたから、対前月比で実に「68.3%」も増加しているのです。
当然「なんで?」――なのですが、突然訪韓する外国人観光客が増えたのでしょうか。
答えは「Yes」です。
2026年03月の韓国の入国者数は対前月比「42.9%」増加した204.6万人。初めて200万人を超えました。
『韓国銀行』によると、日本でも話題になった『BTS』(防弾少年団)の復帰公演が開かれた3月21日を前後して入国者数が顕著に増加した――のだそうです。
黒字が次月も続くかどうかは、まだ分かりませんが、この椿事が『BTS』のおかげなら毎月「復活公演」をやってもらった方がいいのではないでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)







