韓国副首相「『IMF』副専務理事が“韓国はよくやっている”と言った。これほどよくやっている国は多くない」⇒ リップサービスも理解できない。

広告
おススメ記事

韓国経済がどん底景気から脱出した――とう兆候はまだ見えません。また、中東危機で先行きが不透明になっています。さらにアメリカ合衆国との政治的対立が表面化しており、関税交渉に与える影響も読めなくなっています。

Money1でもう何度もご紹介しているとおり、韓国大統領に成りおおせた李在明(イ・ジェミョン)さんというのは、経済的のはボンクラとしか評せない人物。

理解できるのは「とにかくお金をまいときゃいいんだろ」だけです。

本人が京畿道の知事で、東部連合にお金をまいて支持してもらおうという意図であれば、(住民の皆さんが納得するかどうかはともかく)それでいいのかもしれませんが、韓国という一国のマクロ経済を指揮する人間としては、まったく向いておりません。

実際、就任して行ったことといえば、政府負債を積んで「お金をまく」だけです。

念のためにいいますが、民間でお金がまわらないときには政府が支出を増やす――というのは間違ってはいません。しかし、『IMF』が公表した論文の指摘するとおり、韓国と中国はもはや負債を積んだからといって効率よく経済成長が得られる――というフェーズではないのです(これは過ぎました)。

ですから韓国経済は決して良い状態ではありません。これまたMoney1でしつこくご紹介しているとおり、半導体の輸出金額増によって、良く見えるだけです。

――それは置くとして、今回の中東危機によって

(前略)
具潤哲(ク・ユンチョル)副首相は5日(現地時間)、アジア開発銀行(ADB)年次総会が開かれたウズベキスタン・サマルカンドで同行記者懇談会を行い、成長率見通し修正の有無を問う質問に、

「さまざまな中東情勢の変動が大きいため、成長率を見通すことは事実上難しい」
当初約束した2.0%は、どうやっても達成する

――と述べた。

彼はADB年次総会を契機として開かれたASEAN+日中韓(ASEAN+3)財務相・中央銀行総裁会議に出席した。中東エネルギー衝撃を議論するため、域内主要国の閣僚級が一堂に会したのは今回が初めてだ。

中東戦争はすでに国内経済懸案を超え、安全保障変数へと拡散している。

(中略)

政府は、中東戦争長期化の衝撃が本格化する時点を3カ月前後と見ていた。具潤哲(ク・ユンチョル)副首相は、「3カ月程度までは見ていたが、今ほぼ3カ月になった」と述べた。

戦争衝撃が成長率と物価、財政負担を同時に圧迫する局面へ入ったという意味に解釈される。

ただし、直ちに成長率目標を下げる段階ではないと見た。

具副首相は、「半導体好況と株式市場状況が良く、税収状況も良い」とし、「油類税と軽油・ガソリン価格上昇、それに伴う派生物価上昇は注視して対応する」と述べた。

石油最高価格制については、中東事態安定前まで維持する可能性を示唆した。

具副首相は、「最も重要なのは、中東戦争状況がどれだけ早く変わるかにかかっている」とし、「原油価格が100ドルを超える状況が続くなら、さまざまな政策を組み合わせて対応しなければならない」と述べた。

具副首相は前日、緊急に実現した国際通貨基金(IMF)副専務理事との面談結果にも言及した。

具副首相は「『IMF』副専務理事が、韓国が非常に模範的によくやっていると評価した」とし、「このようにうまくやっている国は多くない」と述べた。

合衆国が原油価格急騰で困難を経験している一方、韓国は最高価格制などによって軽油・ガソリン価格を安定的に管理しているという説明だ。

『IMF』の評価を、最高価格制と政策協調の正当性を裏付ける根拠として活用した格好だ。
(後略)

⇒参照・引用元:『ソウル経済』「IMF “韓처럼 잘한 나라 없다”…구윤철, 최고가격제 유지 시사」

まずご注目いただきたいのは、財政経済部の部長(長官)である具潤哲(ク・ユンチョル)さんが「2026年のGDP成長率2.0%を死守する」と述べている点です。

同記事の最後の部分「『IMF』の評価を、最高価格制と政策協調の正当性を裏付ける根拠として活用した」は嫌味でしょう。

『IMF』の副専務理事が「韓国はよくやっている」と述べた――というのをわざわざ言わなくてもいいのですが、まあこういうのも政権への支持率を上げるために役立つのでしょう。

ずいぶん前にご紹介したことがありますが、左派・進歩人士の政権というのは、「宣伝」だけは上手じょうずなのです。リップサービスを真に受けて誇るのは、保守寄り/左派・進歩系を問いませんが。

(吉田ハンチング@dcp)

広告
タイトルとURLをコピーしました