『IMF』(International Monetary Fundの略:国際通貨基金)は、2026年04月15日、「IMF Fiscal Monitor April 2026」を公表しました。
「Fiscal Monitor(財政モニター)」では毎度おなじみですが、政府負債がどのように推移するのかの表組があります。

↑『IMF』「Fiscal Monitor 2026 April」の各国政府負債対GDP比の推移表組。赤いアンダーラインが韓国。
韓国は政府負債が急拡大し、2031年には「対GDP比63.1%」に達する――となっています。
このリポートについて、韓国メディアでは韓国に対する警告だ――と報じられました。
韓国大統領に成りおおせた李在明(イ・ジェミョン)さんは、火消しのために2026年05月05日、「四六時中、緊縮の歌を歌う奇妙な人々へ」と『X』に投稿。
文在寅の態度と同様です。
文在寅は自身の政権で「政府負債の対GDP比率が40%とは誰が決めたんだ」と一喝して、あっさり暗黙の了解であったシーリングを突破。
以降、韓国政府の財政は負債を積み上げる方向に歯止めがかからなくなりあました(尹錫悦(ユン・ソギョル)政権は抵抗しましたが制動は一時的なものでした)。
2026年の話に戻します。
李在明(イ・ジェミョン)さんの投稿を擁護する形で、財政経済部の部長(長官)である具潤哲(ク・ユンチョル)さんは『Facebook』の自身アカウントに「純債務比率を見れば韓国の状況は良好だ」とし、「先進国平均の1/8に過ぎない」と投稿しました。
政府負債を積み上げても問題ないとしたわけです。
明確な閾値があるわけではないので、程度の問題というか、韓国政府の信用の問題なので、「韓国政府は持続不可能」と判断されれば「おしまい」であることに変わりはありません。
また、その判断は韓国政府が決める話ではなく、市場が決めます。
ハードカレンシーを持たない国で、政府負債が2025~2031年でどのくらい増加するのか、この増加幅を対GDP比で見ると以下のようになります。

↑単位は%ポイント
データ出典:『IMF』「Fiscal Monitor 2026 April」
韓国は他の国よりも速く政府負債が増加します。6年で政府負債が約11%も増加するという異常な速度です。
政府に止める気がないのと、景気が回復しないので政府がお金をまく動機付けは継続しますから、予測よりも負債拡大の速度はさらに上がるでしょう。
このツケはもちろん国民が支払うことになるのです。
(吉田ハンチング@dcp)






