韓国人は「丸刈り」が好きだなあ――という話なのですが、2026年08月03日、韓国の警察職員の皆さんが断髪して抗議の意を示す――というイベントがありました。

↑강제 순환 인사 반대(強制配置転換に反対)と書いてあります。背後の看板は「私たちは犯罪者なのですか?」です。
なぜまたこんなことになったのかというと――発端は「チャン・ユンギ事件」という、2026年05月に発生した女子高校生殺害事件です。
この事件の捜査を巡って、
・証拠隠滅疑惑
・捜査情報漏えい疑惑
・容疑者の父親(現職警察官)との癒着疑惑
・「手心を加えた捜査」疑惑
が相次いで浮上しました。そのため、
・警察庁国家捜査本部による特別捜査
・検察による捜査
・広域警察幹部への家宅捜索
にまで発展しました。
このため政府・警察庁は「地域癒着を断つ」ため制度改革を決定。
・全国的な配置転換の拡大
・監察部門の増員
・癒着や不正で処分された警察官は他地域へ異動
・元の地域には原則戻さない
――という改革案を打ち出しました。
この制度改革に反対し、2026年08月03日、전국경찰직장협의회(全国警察職場協議会)の約100人が警察庁前で抗議集会を行い、委員ら14人が丸刈りになるパフォーマンスを披露。警察庁長官職務代行への抗議書簡提出し、公式面談を要求しました。

↑13만 경찰의 인권을 탄압하는 강제 유배인사 즉각 철회하라!(13万人の警察官の人権を踏みにじる 強制的な流配人事を直ちに撤回せよ!)と書いてあります。韓国は猛暑ですので、夏仕様ですっかり爽やかな感じになった皆さん。
ちなみに全国警察職場協議会は「警察官の労働組合」ではありません。
韓国では警察官には労働組合を結成する権利が認められていないため、代わりに法律に基づいて設けられる「職場協議会」という制度があります。
これは、勤務環境の改善、業務効率の向上、苦情処理などについて、職員側と所属機関が協議するための組織です。
各警察署・各警察機関ごとに職場協議会を設置できるのですが、これらの協議会が集まって全国組織となったものが「全国警察職場協議会(略称は「警察職協」)」です。
丸刈りになって抗議――の伝統様式はまだ生きています。
(吉田ハンチング@dcp)





