韓国でのお金じゃぶじゃぶ状況が投資ブームを生んでいることはご紹介したとおりです。なにせ「M2」が「3,100兆ウォン」を突破し、史上最高額を更新しております。
メインは「株式」「不動産」だったのですが、韓国の金融投資協会から「ここにきてMMFにお金が流れ込んでいる」というデータが出ました。
「MMF」は「Money Market Fund(マネー・マーケット・ファンド)」の略で、満期1年以内の国公債やCP(commercial paperの略:約束手形の一種)などに投資する金融商品です。
一応、韓国メディア『毎日経済』の記事の説明を引けば以下のようになります。
(前略)
年間収益率は1%前後で高くないが、安定的であり、随時入出金が可能な浮動資金の性格を持つ。低金利の状況で株式市場の不確実性・変動性が大きくなり、適当な投資先が見つからなかった資金がMMFに蓄積される。
年間収益率は1%前後で高くないが、安定的であり、随時入出金が可能な浮動資金の性格を持つ。低金利の状況で株式市場の不確実性・変動性が大きくなり、適当な投資先が見つからなかった資金がMMFに蓄積される。
⇒参照・引用元:『毎日経済』「投資先に値する…MMF再び150兆突破」
(後略)
で、
2020年10月19日基準でMMFに流れ込んだ資金は「150兆6,273億ウォン」
ここ1週間で13兆ウォンが流入
ここ1週間で13兆ウォンが流入
となっているのです。
先の説明にあるとおり、MMFにお金が流れ込んでいるということは、韓国内外の経済状況について不確実性が増した、また株式市場についても懐疑的な見方が大きくなっている証拠です。韓国の史上最低の金利「0.5%」よりもましで、しかも安定的あることを重視しているわけですから。
(吉田ハンチング@dcp)