韓国航空業界第2位『アシアナ航空』は債権団の管理下、LCC(格安航空会社)はどこも瀕死という状況の韓国の航空業界。
『産業銀行』『輸出入銀行』からお金を入れてもらった『大韓航空』も資金ショートを起こしそうですので、例の「基幹産業安定基金」※に資金申請を行うことなり、LCC最大手『済州航空』も続こう……としていました。
いよいよ「基幹産業安定期基金」の出番! 本当にお金を出すところが見られるぞ!だったのですが、傑作な報道が韓国メディア『毎日経済』から出ました。
流動性危機に陥った『済州航空』に債権団と政策金融機関が約1,900億ウォンを支援する。債権団はまた『アシアナ航空』の経営陣交代と赤字路線の整理などを含む構造調整案も推進することにした。
⇒参照・引用元:『毎日経済』「『済州航空』の1,900億ウォン流動性支援」
2020年11月05日、債権団によると、
債権団:1,200億ウォン
信用補償基金:300億ウォン
最後に「基幹産業安定基金」が400億ウォン
信用補償基金:300億ウォン
最後に「基幹産業安定基金」が400億ウォン
支援することで意見調整中とのこと。ほらやっぱりです! 40兆ウォンあればポンと出てるはずです。だからそんなお金はないのです。
この「最後に」というのが見物です。40兆ウォンとは比ぶべくもありませんが、「400億ウォン」は本当にあるでしょうか?
※「基幹産業安定基金」は、文在寅大統領が「韓国の基幹産業を救う!その規模は40兆ウォン」とぶち上げた基金です。本当にお金はあるのか、本当に債券を発行してお金を集めたのかという疑問がありました。
(柏ケミカル@dcp)