中国の「国家外貨管理局」は2020年10月の外貨準備高を公表しています。前月に続いてまた減少です。
以下になります。
外汇储备……3兆1,279.82億ドル
(Foreign currency reserves)
対前月比:145.80億ドル減少
基金组织储备头寸……97.04億ドル
(IMF reserve position)
対前月比:0.27億ドル増加
特别提款权……112.05億ドル
(SDRs)
対前月比:0.38億ドル増加
黄金……1,178.86億ドル
(Gold)
対前月比:3.16億ドル減少
其他储备资产……-4.91億ドル
(Other reserve assets)
対前月比:0.92億ドル減少
計:3兆2,662.86億ドル
対前月比:149.23億ドル減少
というわけで外貨準備は145.8億ドル減少しました。前月は220億ドル減少でしたので、減少が続いています。以下をご覧ください。
2020年01~10月の「Foreign currency reserves」の推移です。2020年の天底は03月の「3兆606億ドル」。このときは前月から460億ドルも外貨資産が減少しました。世界的にドルの流動性が枯渇した時期だったので、さすがに手持ちの外貨資産を使ったものと思われます。
中国の外貨準備は中身が本当によく分からないのですが、先にご紹介したとおり、日本国債の購入を増やしていることは確認できています。日本はこの点に注意していなければなりません。
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(柏ケミカル@dcp)