『韓国GM』でまたしても労働組合がストライキを行い、『韓国GM』が予定していた投資を保留するという事態となっています。
親会社の『GM』も韓国からの撤退を視野に入れているとされます。撤退すると韓国の人の職が失われ、また部品メーカーも売上がなくなって大きな打撃を受けます。
で、韓国メディアに韓国の国策銀行の一つ『産業銀行』が懸念を表明している、という報道が出ました。
実は『産業銀行』は『韓国GM』の株主でもあるのです。1976年にまでさかのぼりますが、トヨタの代わりに『GM』が資本参加して『GMコリア』だったころに株式を取得して、主要株主、大株主となっています。長い付き合い、というかここまでくると「腐れ縁」でしょう。
国策銀行で、看板どおり国の産業の発展・育成を旨としますので、GMに撤退されて債権管理となられては困るのです。
韓国メディア『中央日報』によれば『産業銀行』は以下のようなコメントを出しています。
(前略)
産業銀行は「現在、『韓国GM』は、米国を中心とした輸出量の拡大と追加新車開発など、経営正常化の基盤を用意するために非常に重要を迎えている」と指摘した。続いて「毎年繰り返される労使葛藤とこれによる生産支障によって『韓国GM』の経営正常化の推進が遅れている点について、2大株主として深刻な懸念を表明する」と付け加えた。
(後略)⇒参照・引用元:『中央日報』「『韓国GM』労組部分ストに産業銀行も深刻懸念」(原文・韓国語/筆者(バカ)意訳)
※赤アンダーライン、強調文字は筆者による
要約すれば「いい加減にしろ。撤退されたらどうするんだ」といったところでしょう。韓国経済について見ていると『産業銀行』はこき使われてるなぁと思わずにはいられません。
「なんとか基金」設立!なんてことになるとスグにひっぱり出されますしね。
(吉田ハンチング@dcp)