最初に小ネタであることをお断りして始めさせていただきます。誠に申し訳ありません。
韓国の原子力発電所「月城1号機」の廃炉問題で紛糾しています。ことの起こりは、韓国の鑑査院が廃炉が決定された過程について調べたことです。
先にご紹介しましたが、「クリーンエネルギー政策」を推進している文在寅大統領が「いつ廃炉の決定がされますか」と聞いたことで「廃炉ありき」で官僚が動いたことが明らかになっています。
文大統領の意向を忖度(そんたく)した拙速な動きの一端が窺(うかが)い知れる報道が韓国メディア『朝鮮日報(日本語版)』に出ました。以下に一部を引用します。
白雲揆(ペク・ウンギュ)前産業通商資源部長官は2018年、月城原子力発電所1号機の「時限的稼働」の必要性を報告した担当公務員に対し、「お前、死にたいのか」と発言し、「即時稼働中断」へと報告書を書き直すよう指示した--。
監査院がそうした証言を確保したことが10日までに分かった。
(後略)⇒参照・引用元:『朝鮮日報(日本語版)』「『月城原発はもっと稼働できます』との実務者の言葉に元長官『お前、死にたいのか』」
※赤アンダーライン、強調文字は筆者による
無茶苦茶です。「時限的に稼働した方がいい」と進言した部下に対して、「お前、死にたいのか」と言って報告書を書き替えさせたというのです。
こういうのを「忖度」をいうのではないでしょうか。大統領に「おもねる態度」ともいえます。
(松田ステンレス@dcp)