中国はオーストラリアからの輸入を一方的に制限するという陰湿な嫌がらせを行っています。先にご紹介したとおり、ロブスター、ワイン、牛肉などさまざま品目について制限をかけているわけですが、その中に石炭もあります。
未確認ながら、中国の火力発電所に対して、燃料炭をオーストラリア以外から調達するようにという指示がでているという情報もあります。
ところが、中国の浙江省・湖南省・湖南省・江西省などで電力削減、節電についてが報じられています。
上掲は、2020年12月15日、江西省の改革委員会(江西省发改委)がサイト上で公表した通知ですが、電力の使用を制限する省エネを行うとしています。寒波のために電力需要が高まっているため、という理由です。
また浙江省では、オフィスのエアコンを「3度以下の時に使用可能で、16度を超えないよう使用せよ」と通知を出しました。需用が高まっているのであれば発電量を増やしそうなものですが、逆に抑えるというのです。
一部の識者は、これは燃料不足に陥ってるからではないのかと指摘しています。
オーストラリアからの石炭輸入に制限をかけたため火力発電所を省エネ運転せざるを得ないというわけです。もしこれが真実を言い当てているのなら、世にもアホらしい話といわざるを得ません。メンツのために国民を犠牲にしているのです。
(吉田ハンチング@dcp)