韓国『現代自動車』は自社の電気自動車「コナ・エレクトリック」で世界的に火事が発生したため大規模なリコールを実施。そのおかげで品質コスト引当金を積むことになり、2020年第3四半期の業績が大赤字という被害を被りました。
先にご紹介したとおり、韓国の国土部は、火事は「コナ・エレクトリック」に搭載した『LGエネルギーソリューション』(旧『LG化学』)製の電池セルの製造不良によって発生した、と発表しています。
さすがに『現代自動車』も火事の原因が何にあるのか、調査を続けていた模様です。なにせリコール後でも火事が起こっていますので。
で、韓国メディア『Business Korea』は2021年02月10日、「『現代自動車』の南陽研究所がリコールされた同車種のバッテリーに問題があったことを発見した」と報じています。
記事から以下に一部を引用します。
(前略)
同研究所の匿名の関係者は、「リチウムイオン電池のセルに欠陥があることを発見した」とし、「『LGエネルギーソリューション』の関係者が研究所を訪れて確認した」と伝えている。
(後略)⇒参照・引用元:『Business Korea』「Hyundai Motor Reportedly Attributes Kona EV Fires to Battery Defects」
こしこれが本当なら、「コナ・エレクトリック」の火事の原因はやはり『LGエネルギーソリューション』のバッテリーのせいだったことになります。
『現代自動車』はじめ被害者は『LGエネルギーソリューション』に莫大な損害賠償を請求できるでしょう。さあどうなりますか。読者の皆さまもぜひご注目ください。
『LG化学』はそのような事態を見越して、同社のバッテリー事業部を『LGエネルギーソリューション』として切り分けた――というのはうがち過ぎなのでしょうね。
(吉田ハンチング@dcp)