韓国の「M2」(市中にあるお金の量を示す指標)がコロナ禍で非常に拡大しています。これは、お金の流れが断たれないように、韓国政府、『韓国銀行』がじゃぶじゃぶお金をまいたからです。では、どのくらいのお金をまく施策を取ったのでしょうか。
『韓国銀行』は自サイトで施策で供給した流動性についてをまとめ、公表しています(以下)。
韓国銀行の流動性供給実績 (2021.2.26日現在)
「通貨スワップ」を通じた外貨貸し付け:198.72億ドル
ウォン流動性供給:33.93兆ウォン
社債・CP買い入れ機構(SPV)融資:3.56兆ウォン
金融仲介支援融資限度増額:15.0兆ウォン
差額決済履行のための納入担保証券の金額の減額:10.1兆ウォン
これらを合計すると「約84兆4,492億ウォン」(約8.1兆円)になります。コロナ禍の経済をなんとかするため、『韓国銀行』は約84.4兆ウォンを供給したわけですが、このうちドル流動性スワップによる「198.72億ドル」は25.9%を占めます。
アメリカ合衆国と締結したドル流動性スワップがいかに韓国にとって重要な役割を果たしたのかが分かります。
⇒参照・引用元:『韓国銀行』公式サイト「コロナ19拡散後の経済・金融の安定のための韓国銀行の政策対応(2021年02月26日現在)」
(吉田ハンチング@dcp)