「アメリカ人牧師を返せ!」「いーや返さん!」から制裁関税・報復関税の掛け合いになっている、アメリカ・トランプ大統領とトルコ・エルドアン大統領(上掲写真)。08月18日、エルドアン大統領は「われわれは戦略的パートナーとして振る舞いながら、わが国を戦略的な標的にする人々にこれまで屈しなかったし、今後も屈しない」と発言(記事末のロイターのURLより引用)。
威勢のいい発言ですがどこか悲壮感を帯びています。エルドアン大統領の「手持ちのドル・金をトリコリラに換えてほしい」という呼びかけがありましたが、トルコでは金に換える人が増加し、これまでにない金の取引量を記録しています。いくら愛国心があっても、自分の資産は目減りするのを望む人はいませんからね。
一方のトランプ大統領は現在「中国」との協議に備えているため、トルコについては一瞥をくれるだけになっています。中間選挙もありますし、ドカンと支持を上げたいところでしょうから要らざることを言い出さなければいいのですが……。
⇒『ロイター』「トルコ大統領『われわれは屈しない』対米強硬姿勢揺るがず」
https://jp.reuters.com/article/turkey-us-idJPKCN1L40QX
(柏ケミカル@dcp)