2021年06月07日、韓国の労働雇用部から「05月の労働市場の動向」のデータが公表されました。
同リリースによれば、失業給付(韓国の呼称は「求職給付」:いわゆる失業保険)は「1兆778億ウォン」(約1,067億円)でこれで4カ月連続の1兆ウォン超え(約990億円)です。以下が直近1年間の金額推移になります。
コロナ禍によって2020年05月に初めて1兆ウォンを突破。2020年10月~2021年01月は9,000億ウォン台まで下がったのですが、2021年02~05月まで再び1兆ウォン台となっています。
何度もご紹介していますが、失業給付を行っている雇用年金基金は、他の基金から融資を受けないと存立できない状況になっており、事実上破綻しています。
このまま高止まりしたままですと国庫負担が重すぎます。しかし、前月に比べると「802億ウォン」(約79億円)下がりましたので、06月にはなんとか1兆ウォン未満に収まるかもしてません。
⇒参照・引用元:『韓国 雇用労働部』「雇用行政統計で見た21年5月の労働市場の動向」
(吉田ハンチング@dcp)