中国との貿易戦争の手打ちのために「高官に草稿作りを指示した」という報道がありましたが、その後「それは事実ではない」という報道が出て、合衆国株式市場も11月02日は下落で終わりました。11月05日の日本市場も下落。トランプ大統領の言動に左右される状態が続いています。
しかし11月05日、『中国国際輸入博覧会』の開幕に当たり中国・習近平国家主席は、
・教育・通信・文化分野で開放を加速する
・外国企業の利益を守る
・知的財産権の侵害について懲罰的な法の執行を強化する
・今後15年間で30兆ドル相当の物品と10兆ドル相当のサービスを輸入する
と述べたとのこと。かなりのサービス発言ですが、アメリカ・トランプ大統領の姿勢と歩調を合わせたものと考えることも可能です。トランプ大統領の場合と同じく、実現されるかどうかはまた別の話ですが、この軟化姿勢は市場にとって望ましいといえるでしょう。
⇒参考・引用元:『ロイター』「中国の習近平国家主席、輸入関税引き下げと市場開放を約束」
https://jp.reuters.com/article/xi-tariff-idJPKCN1NA05P
(柏ケミカル@dcp)