韓国企業が中国市場で売上を落としています。韓国では15大輸出品目といった言い方をしますが、中国市場でこれまで好評を博してきた韓国の輸出商品がシェアを落としているのです。
先にご紹介した『全国経済人連合会』のリポートの中に「自動車」「化粧品」「スマートフォン」のシェアがどのように推移しているかのデータがありますのでご紹介します。
なぜか『全国経済人連合会』は自動車と化粧品では日本企業と韓国企業を比較しています。
まず、以下が自動車です。
日本自動車のシェアは「22.3%」に高まりましたが、韓国自動車は10.0%から4.0%へと「60%減少」しました。
以下は化粧品です。化粧品は「Kビューティー」と称して、韓国の主力輸出品の一つとなっています。
※データ引用元は同上
ピーク時と比較して、日本製品は「27.9% → 24.8%」と下落(11.1%下落)。韓国製品は「27.0% → 18.9%」と下落しています。韓国製品は30%シェアを失いました。
以下はスマートフォンです。
↑2019年、2020年と韓国は1.0%となっていますが、正確には1.0%未満です。残念なことに日本は現在スマホでは大きなシェアを有していません※データ引用元は同上
韓国の中国市場におけるシェアは1.0%未満にまで下がってしまいました。2015年に「7.6%」あったのですが、少なくとも86.8%のシェアを失いました。
というわけで、韓国の主力輸出品は中国市場で大きくシェアを失っているのです。中国企業が韓国企業をキャッチアップし、韓国企業の製品が売れなくなってきています。回復するのはほぼ不可能と見てもよいのではないでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)