韓国で貿易のもうけが「97.7%」減少。黒字が0.73億ドルって……

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韓国について深い知見をお持ちのジャーナリストの鈴置高史(すずおき たかぶみ)先生が「インチキです」と指摘していらっしゃいますが、とりあえず政府機関が発表する公的なデータですのでご紹介します。

2021年11月22日、韓国関税庁が11月01~20日の輸出入動向のデータを公表しましたが、大変に興味深いことになっています。

2021年11月01~20日
輸出:398億6,400万ドル(約4兆5,509億円)
輸入:397億9,100万ドル(約4兆5,425億円)
貿易収支(輸出 – 輸入):7,300万ドル(約83億円)

⇒参照・引用元:『韓国 関税庁』公式サイト「’21年11月1日~11月20日の輸出入の現状」

赤字よりはいいですが、貿易のもうけを示す貿易収支がわずか「7,300万ドル」しかありません。これは、毎度おなじみですが「輸出が対前年同期比で27.6%増加」したのに対して、「輸入41.9%も増加」したため。

貿易収支は「輸出 – 輸入」で求めますので、輸入が増加するとその分もうけが減るのです。

問題なのは、「2020年11月01~20日」は貿易収支が「32億1,100万ドル」あったのに、「7,300万ドル」と激減していることです。

なんと貿易のもうけは「97.9%減少」です。

例によって韓国メディアでは「輸出が27.6%増加」と連呼するでしょうが、利益が減っている点にはフォーカスしないのです。

また、ここまでの累計で見ても、

01月01日~11月20日の貿易収支
2020年:355億7,500万ドル(約4兆612億円)
2021年:271億1,100万ドル(約3兆950億円)
23.8%減少

データ引用元は同上

と「23.8%」も減少しています。この通関ベースの統計で見ると、韓国の輸出入によるもうけは、コロナ禍で景気が底だった昨年より確実に悪いのです。

さて読者の皆さま、この20日までの結果を受け、次月、産業通商資源部が「11月が締まりました」として発表する数字がいかなるものになるのか、にご注目ください。

「韓国の通関統計はインチキ」という指摘
小ネタかもしれませんが、韓国の通関ベースの貿易統計についてです。Money1では毎月、韓国の関税庁が公表している輸出入動向についてご紹介しています。月の20日までは赤字だったのに、産業通商資源部から「先月分が締まりました」として出てくるデー...

(吉田ハンチング@dcp)

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