韓国の次期大統領選挙の投票日まであと7日となりました。
韓国の各大統領候補が「ばらまき」ばかり唱えるものですから、韓国メディアでは「政府負債がまた増えるぞー」と嘆き節の記事が増えております。
政府負債が増える理由は簡単で、財源がなく赤字国債の発行で賄うしかないからです。
中でも『ソウル経済』の記事はよくできていて、各候補の公約はそれぞれ「ナンボ使うことになるんや」をまとめてくれています。
記事から数字を引いてみましょう。
有力候補の公約数と財源規模
李在明(イ・ジェミョン):約270公約/300兆ウォン
尹錫悦(ユン・ソギョル):約200公約/266兆ウォン
安哲秀(アン・チョルス):約100公約/201兆ウォン
沈相奵(シム・サンジョン):約260公約/175兆ウォン
李在明(イ・ジェミョン)さんは公約数が約270で、使うお金の規模は「300兆ウォン」になっています。
当然ですが、各大統領候補の公約など政府予算には入っていませんので、皆さんがおっしゃることは新規に財源をもってこないといけません。
韓国政府の支出規模はざっくり600兆ウォンですから、李在明(イ・ジェミョン)さんの場合には国家予算の半分の財源をどこかから確保しないと実行できません。
ですので、やっぱり赤字国債の発行――となるのです。
財源など微塵も考えていないくせに、どの候補も「減税」を口にしています。
政府の税収を減らして支出を大幅に拡大する、と言っているのです。
破綻しないで済むのでしょうか。韓国の次期政権は、文在寅大統領が傾けた韓国経済にとどめをさすことになりはしないでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)