2022年03月17日(木)の市場が開きました。10:16現在、ドルウォンのチャートは以下のようになっています(チャートは『Investing.com』より引用)。
とにかく前日の戻しが強烈でした。本日はそれを受けてのスタートで、現在のところ「1ドル=1,224ウォン」近辺の攻防で陽線ですが、上が削られてきましたのでいったん底を確認するでしょう。
FOMCで「0.25%」の金利上昇が決まったのになぜウォン安に振れなかったのかという方がいらっしゃいますが、これは市場の働きによります。
市場は全ての情報を織り込んで動きます。
『FRB』(Federal Reserve Boardの略:連邦準備制度理事会)が0.25%の利上げを決定すること、年7回は利上げを行うだろうことなど、そのような予測はすでに織り込まれて動いてきたのです。
ですから、特になんのサプライズもなかったのであれば、安心し、オーバーシュートされた分には調整が入って当然です。
Money1でも連日ご紹介していますが、ここまで本来であれば「戻し」が入って当然かと思うような箇所でもぐいぐいウォン安に進行するということが起こりました。16日の大きな戻しはその調整と考えられます。
それよりも注目したいのは(これからローソク足の調整が入るかもしれませんが)、16日の戻しが09日、10日のローソク足の底で止まっていることです。
こういうプライスアクションこそ「ファンダで動いてもテクニカルで止まる」というのでしょう。この支持線がもつかどうかが本日の見物です。
ローソク足1本が1分間の値動きを示す「1分足」で見ると以下のようになります。
現在の天井は「1ドル=1,227.3ウォン」。すでに頭を押さえられた感じになっています。いったん底を確認しないと再上昇は難しそうですが……。
また動きがありましたら、随時記事を制作し状況をご紹介するようにいたします。
追記
2022年03月17日(木)の韓国時間が終了しましたので、ドルウォンの状況を以下の記事にまとめました。本記事と併せてお読み頂ければ幸いです。
(柏ケミカル@dcp)