韓国は日本に対して「先端技術をよこせ」と非常に図々しい要求を繰り返してきました。
1991年もそんな年で、対日貿易赤字が莫大な金額(約60億ドル:1990年)になっているので、これを是正するために「お金と技術をよこせ」でした。
本当です。
しかも、この主張を正当化するために、トンデモ理論で正当化していたのです。
これも事実です。
本件は『韓国人の自己診断』という本の冒頭部分に書かれています。
そもそもこの本は、韓国メディア『東亜日報』が自紙に連載したコラム「韓国人診断」をまとめたもの。この本の日本語訳者が、同本を読む日本人に対して警句となるよう冒頭部分に記述したと思われます。
その「はじめ に――訳者として」から一部を引用してみます。
最近、韓国の知識人の間では、「井戸水理論」がひとしきり話題になっている。
韓国慶北大学・金泳鎬教授が唱えた説で、
“井戸水は、くめばくむほど水が出る。
日本は(先端)技術を外国へ移転すれば、移転するほど、結果的に新技術、高度技術を生み出す可能性が高くなる”――というものだ。
井戸水にしても、油田にしても、掘れば掘るほど、わきでてくるものでないことなど、自明の理であろう。
しかし、日本人は、このような非科学的な見方が韓国社会では妙に説得力を持つこと、そういうメンタリティー(精神風土)があることに気づく必要がある。
(中略)
本年(一九九一年)一月上旬には、海部首相が韓国を訪問した。
このとき、日本の新聞記者団は、在日韓国人の指紋押捺を「二年以内」に廃止する問題や、日本と北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)との国境正常化交渉に関して、韓国との緊密な連絡をとりあう問題を重視し、ソウル発記事を書いたが、盧泰愚(ノ・テウ)大統領が「深刻な問題――」と指摘し、日本へ強く迫った問題は対日貿易赤字・約六十億ドル(一九九〇年)の不均衡是正と、日本からの(先端)技術移転だった。
金泳鎬教授の「井戸水理論」は、対日政策の立派な理論的支柱(?)となって効果を上げたというべきであろう。
(後略)⇒参照・引用元:『韓国人の自己診断』編:東亜日報,訳:国際関係共同研究所,光文社,1991年02月28日 初版1刷発行,pp.3-4
「日本はどんどん先端技術を移転するべきだ。そうすればどんどん新技術が湧いてくる」というのです。
これが大学教授の唱える「説」で、韓国知識人の間で話題になっていた――というから呆れる他ありまません。
「おまえは何を言っているんだ」としか言いようのない理屈でもって、韓国は日本に「先端技術をよこせ」などと、図々しい要求を行っていたのです。
残念ながら、過去のことだと笑い飛ばすことはできません。韓国企業は技術力が中国企業にキャッチアップされ、日本と中国とのサンドイッチ状態で先端技術を何より欲しています。
日本企業の皆さん、また日本政府は韓国による技術強訴を一蹴しなければなりません。
(吉田ハンチング@dcp)