『電気グルーヴ』の楽曲に「もうからないなとやっと気付いて靴かんでみたり空飛んでみたり」という天才的なフレーズがありますが、韓国の対中国貿易がそんな感じになっています。
2022年12月01日に産業通商資源部が輸出入動向のデータを公表しましたが、それによると韓国の対中国貿易はいよいよ「もうからない」様相を呈しています。
2022年の01月から直近11月までの「対中国の貿易収支」の推移を見ると、以下のようになるのです。
恐ろしいことに、2022年05月以降で、対中国貿易で黒字になったのは09月だけ。上半期と下半期で貿易収支を見ると以下のようになります。
2022年「対中国」貿易収支
上半期:+41.8億ドル
下半期:-23.2億ドル
小計:+18.6億ドル※下半期は07~11月の累計
2022年通期で見ると「+18.6億ドル」の黒字ですが、12月が二桁億ドルの赤字になると、本当に「スレスレで黒字」の結果で締まりそうです。
01~11月累計の「対中国の貿易収支」を2021年と2022年で比較すると以下のようになります。
2021年:+226.1億ドル
2022年:+18.6億ドル
(-207.5億ドル/-91.8%)
驚くなかれ、2022年は前年と比較して貿易黒字が「207.5億ドル」も減ったのです。「91.8%の減少」です。
韓国にとって中国は現在でも確かに最大の輸出相手ではありますが、中国からの輸入が拡大してしまったので、中国相手にもうけるのが難しくなっているのです。
米国からは大もうけ!
第2位の輸出相手国であるアメリカ合衆国との貿易ではどうなっているかというと……以下をご覧ください。
大黒字ですね。
2022年は01月から11月までで累計「+254.7億ドル」の貿易黒字です。
韓国はこのように合衆国から最高の黒字を出していますので、合衆国から「お前はオレの反目に回ろうっちゅうんかい」とスゴまれたら、言うことを聞くしかないでしょう。
上掲のグラフからいっても合衆国の反目である中国につくのはとても得策とは思えません。
安保上もそうですが、韓国にとっては経済的にも合衆国につくしかないのです。合衆国に嫌われたら経済的におしまいになるのは火を見るよりも明らかです。
(吉田ハンチング@dcp)