米中対立「北京は本日も荒れ模様」

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各国防衛担当のTopが集合したシャングリラでは、中国側が拒否したため、米中の会談は行われませんでした。

しかし、2023年06月05日、合衆国・国務省のダニエル・クリテンブリンク次官補(東アジア・太平洋担当)、ニコラス・バーンズ駐中合衆国大使、国家安全保障会議(NSC)のサラ・ベラン中国担当上級部長が中国を訪問。中国外交部の馬朝旭次官と会談を行いました。

中国の外交部は以下のようなプレスリリースを出しています。

2023年06月05日、合衆国のクリテンブリンク国務次官補(アジア太平洋担当)とベラン・ホワイトハウス国家安全保障会議中国担当上級部長が訪中。中国の馬朝旭外務次官、楊涛米州・大洋州局長と会談を行った。

双方は、昨年11月にバリ島で開かれた両首脳会談の総意に基づき、米中関係の改善を推進し、相違点を適切に管理することについて、率直かつ建設的で実りある意思疎通を行った。

中国は、台湾およびその他の主要な原則的問題について、厳粛な立場を表明した。

双方は、引き続きコミュニケーションを維持することに合意した。

⇒参照・引用元:『中国 外交部』公式サイト「中美外交官员在北京举行会谈」

率直かつ建設的で実りある意思疎通」は、「双方で主張し合った」ですから、意見の応酬であり、一致点はほとんどなかったと見られます。

中国は「中国の原則論」を主張したとなっていますが、「厳粛に」ですから、かなり強硬に合衆国に申し入れたと見えます。

「引き続きコミュニケーションを維持すること」は合意していますので、「中国がまた拒否」という終わり方はしませんでした。中国はごねており、北京方面は荒れ模様です。

(吉田ハンチング@dcp)

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