香港高裁が、中国『恒大集団』の精算請求に対して承認しました。これを受けて、『恒大集団』がプレスリリースを出していますので、記事を上げておきます。
2024年01月29日、高等法院は当社の連帯清算人(以下「清算人」)として、『安邁顧問有限公司』(香港中環雪廠街2號聖佐治大廈4樓405-7室)のEdward Simon Middleton氏と黃詠詩氏を任命しました。
清算の最新の進展については、上場規則に従い、当社が別途発表いたします。
(中略)
取引停止処分について 2024年01月29日(月)午前10時18分をもって本株式の取引は停止され、追って通知があるまで停止されたままとなります。
当社は、最新の情報を一般の皆様にお知らせするため、適宜お知らせいたします。
当社の株主の皆様は、上記の清算命令の影響および取引停止の継続について疑問がある場合には、適切な専門家の助言を仰ぐことをお勧めします。
当社の株主、投資家および潜在的な投資家の皆様は、当社の有価証券を取引される際にはご注意ください。
⇒参照・引用元:『恒大集団』公式サイト
清算人が任命されたこと、株式の売買が停止されたこと(再開通知があるまで停止)を告げています。
「清算命令の影響および取引停止の継続について疑問がある場合」は専門家に聞いてくれ――というのが泣かせます。
「もしかしたら『恒大集団』の株価も復活するかも」と思っていた方々にとっては大変残念な結果です。政府が介入して救ってくれるはず―という目論見も空振った情勢です。
精算が進むかどうかが見ものです。なにせ法の上に中国共産党がある国ですのです。何をするか分かりません。
中国共産党は、人民などいくら泣こうが喚こうがどうでもよく、習近平と中国共産党が存続するためなら、超法規的な行動だろうが何でもします。
もはや経済の傾きを復元できなくなっている中国共産党ですが、この『恒大集団』の精算を本当にバッサリやるのか、は一つの試金石になるでしょう。
(吉田ハンチング@dcp)