中国“説得力がある”という「日本人が長寿な理由」

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法輪功系の中国語メディア『看中国』が「日本人长寿原因找到了 每1条都让人服气(日本人が長生きする理由が明らかに、どれも説得力がある)」という記事を出しています。

「説得力がある」としており、面白い内容です。

「世界で最も長寿な国はどこかというと、日本は必ずランキングに名を連ねる」として、男性の平均予想寿命は「81.64歳」、女性はさらに高い「87.74歳」に達し、世界最長寿を誇っている――と書きます。

ここまではよく聞く話なのですが、「実は日本国民には実は運動の習慣が普及していない」とします。

学術誌『ランセット・グローバルヘルス』の統計データによると、運動不足の国の中で日本は第11位にランクされ、定期的に運動する日本人はわずか40%に過ぎない――と指摘しています。

運動量が比較的少ない国でありながら、なぜ国民はこれほどまでに長寿なのか?――です。

長寿の理由についての考察を行っていますが、「日本人が長寿を保つ理由は、日常生活習慣とも深く関係している」とし、以下を挙げています。

1.温泉に頻繁に入る
温泉文化は日本の特色であり、日本人は暇さえあれば温泉に行く。(中略)さらに、熱いお湯は一日の疲労を癒し、睡眠と精神のリラックスにも役立つため、健康を保ちやすくなり、自然と長寿にもつながる。

2.健康診断の推進
(前略)病気予防の思想が浸透し、検診と治療を重視する文化が根付き、定期的な健康診断によって早期に病変を発見し介入できるため、重大疾病の悪化リスクが大幅に低下している。

3.自分自身の生活を大事にする
多くの日本人は、生活の中心を自分自身に置き、年を重ねても趣味を楽しみ、家族がそばにいない日々も自ら楽しむ術を知っている。このような生活観は幸福感を高め、心身の健康を保つ助けとなり、それが長寿にも反映されている。

⇒参照・引用元:『看中国』「日本人长寿原因找到了 每1条都让人服气」

さらに「日本人の長寿は『食』にも関係している」として、以下のような特徴にも注意を払うべきとしています。

1.豆製品を好んで食べる
日本人の食卓には、味噌や納豆といった豆製品が欠かせない。(中略)大豆イソフラボンは抗がん作用があり、特に乳がんや前立腺がんの予防に効果がある。植物性たんぱく質は心血管健康の改善や血中脂質の低下にも役立つ。

2.赤身肉の摂取が少ない
赤身肉の摂取が多いと悪性疾患リスクが高まるが、日本人は中国に比べて赤身肉の摂取量が少ないため、大腸がんや乳がんの発症率も低い。

3.弁当文化がある
日本では弁当文化が根付いており、多くの家庭で自作弁当を持参する習慣がある。この文化により、外食の頻度が低下する。アメリカ合衆国のデータでは、外食頻度が高いと全死亡率が49%増加、心血管疾患やがんによる死亡率もそれぞれ18%、67%増加することが示されている。(後略)

4.油、塩、調味料を控える
日本料理は油分、塩分、調味料が少なめで、食材そのものの風味を重視し、栄養価をできる限り保つ。(後略)

5.深海魚をよく食べる
日本人は深海魚をよく食べ、年間一人当たりの魚消費量は100kgを超え、主食の米よりも多い。(後略)

記事の結論としては、

総じて、日本人の長寿は日常生活様式と密接に関係している。これらの健康的な生活習慣が、心身の健康維持に大きく寄与しているため、長寿を望むならば、悪習慣を改め、衣食住すべてにわたって健康を意識し、生活習慣に溶け込ませることが、より長寿に結びつくのである。

――となっています。面白い内容ですので、ぜひ元記事もご覧ください。

(柏ケミカル@dcp)

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