中国『恒大集団』破産法チャプター15で資産保全を求める

広告
おススメ記事

2023年08月17日、中国『恒大集団』がアメリカ合衆国・ニューヨークの連邦破産裁判所に対して、破産法Chapter(チャプター)15の適用を申請しました。

連邦破産法のChapter15は、外国企業が本国で法的整理を申請した際に、合衆国内の債権者に対して国外でも手続が公正であることを保証し、負債処理を円滑化させるもの――ですが、これが認められると、合衆国内にある『恒大集団』の資産は保全され、債権者による差し押さえなどができなくなります。

16日夜に急きょ『恒大集団』は、「『中国証券監督管理委員会』が『恒大集団』を立件することを決定した」と発表し、現在(香港・ケイマン諸島・英領バージン諸島で)進行中の同社の債務再編・返済プランについての会合を延期する――としました。

『恒大集団』深夜に急きょ発表。中国証券監督管理委員会から「訴訟の通知」
08月16日(水)21:00、深セン証券取引所において、あの『恒大集団』が「中国証券監督管理委員会から情報開示違反の疑いがある」として、「中国証券監督管理委員会が同社を立件することを決定した」と公表しました。↑「情報開示に関する法令」「中華...

今回、『恒大集団』の傘下企業『天基控股』も同時にChapter15を申請しています。

『恒大集団』は、現在進行中の債務再編プランを承認することも求めており、これが認められると合衆国外でプランが進行することになります。

また、『恒大集団』は今回の申請を承認するかどうかの審理を、2023年09月20日に開くことを求めています。

(吉田ハンチング@dcp)

広告
タイトルとURLをコピーしました