中国CPTPPに入れるわけがない。「9つの条件」全て満たしていない

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中国はCPTPP(環太平洋パートナーシップに関する包括的および先進的な協定)に加盟するための申請を出したのは2021年09月16日ですが、CPTPP中国よりも後に申請したコスタリカの加盟を先に議論する――と公表しました。

これは、下掲の先記事でご紹介したとおり、「Auckland Principles(オークランド原則)」によります。

CPTPPは「中国を飛ばして」コスタリカの加盟を先に協議。中国など後回しだ!
2024年11月11月27~28日、『CPTPP』(Comprehensive and Progressive Agreement for Trans-Pacific Partnershipの略:環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先...

つまり、申請順に加盟を審査するのではなく、加盟条件を満たす国を優先するのです。

新興宗教法輪功系の歌舞いたメディア『看中国』は「中国のCPTPP加盟申請は4年間スルーされている」と揶揄する記事を出しています。同記事の中で、CPTPP加盟のための9つの条件を紹介しているのですが、これがよくまとまっているので、以下に引いてみます。

<<CPTPP加盟の9つの条件>>
1.労働組合が独立し政府から切り離されていること。
2.国有企業への補助金や税制優遇措置を行わず、国有企業と民間企業の公平な競争措置を確保すること。
3.外資系企業のサーバーが国内に残ることを許可すること。
4.公務員の財産が国民に公開されること。
5.安定したと透明性のある政治体制を有すること。
6.開放的かつ自由な経済環境を整えること。
7.長期的な市場の潜在価値を備えていること。
8.労働者の生活や労働条件が良好であること。
9.他の加盟国すべての同意を得ること。

中国は9つの全てを満たしていません。

それでも加盟させろというのですから、ド厚かましいにも程があります。このような条件が設定されているのは、自由主義経済のルールを守らないヤカラを加盟させないためです。


↑2019年(平成31年)01月19日、安倍晋三総理は、総理大臣官邸でTPP11協定発効記念式典に出席。アメリカ合衆国が抜けた後、努力してTPP11発足にまで漕ぎ着けた安倍政権の成果は特筆すべきものです。

『WTO』(World Trade Organizationの略:世界貿易機関)は中国を加盟させるなど、もはや本来の機能を果たしていません。CPTPPが『WTO』の代わりになる組織に成長する可能性があるのは、まさにそのためです。

アメリカ合衆国も自分から出ていってすでにいませんし(いい加減なものです)、ならず者国家が内部に入り込むのを防ぎ、秩序ある組織として発展するための努力をいたしましょう。

(吉田ハンチング@dcp)

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