中国「不動産市場」全く回復しない。右肩下がり続けて「-4.5%」到達。

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2024年07月15~18日北京で開催された第20期 中国共産党中央委員会 第3回全体会議(全中三会)も終了しました。翌19日、今回の会議についての記者ブリーフィングがあったのですが、たいして目新しい話はありませんでした。


↑2024年07月19日、記者ブリーフィングが行われました。

しかし、この記者ブリーフィングでは、

2035年までに高水準の社会主義市場経済体制を全面的に構築し、中国の特色ある社会主義制度をより完備し、国家統治システムと統治能力の現代化を基本的に実現し、社会主義現代化を基本的に達成し、21世紀中葉までに社会主義現代化強国を全面的に建設するための堅固な基礎を築くことを目指している」

といったものの、具体的に何をするのかは全く述べられませんでした。

要は、お題目を述べただけです。特に焦眉の急である「不動産市場をどうするのか?」について、役に立つ話はありませんでした。

中国不動産市場がどのような惨状なのか、以下をご覧ください。新規不動産住宅価格が対前年同期比でどのように増減しているか?――の推移です。


データ出典:『中国国家統計局』

2023年10月から直近2024年05月まで、新規住宅価格は対前年同期比でマイナスを続け、しかもそのマイナスの幅は大きくなってきています。右肩が下がりっ放しです。

不動産市場を回復しなければなりませんが、希望は見えません。


↑2024年07月15日「全中三会」に入場する(先頭から順番に)習近平、李強、趙楽際、王滬寧、蔡奇、丁薛祥、李希、チャイナセブンの皆さん。

チャイナセブンの皆さんも「どうしていいか分からない」状態なのかもしれません。

(吉田ハンチング@dcp)

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