2024年07月19日20:40頃、中国陝西省商洛市で高速道路の橋橋が約40メートルにわたって突然崩壊しました。
折からの大雨、また鉄砲水によって崩落したと見られますが、夜だったために見通しが悪く、そのとき通過していたクルマのみならず、(目撃者によると)後続車が次々と落下し、闇に飲まれました。
↑落ちずに済んでUターンするクルマ(とのこと)。こんなに真っ暗で「あるはず」の“橋の床”がなかったら……ゾッとするしかありませんが――これは落ちるでしょう。
上掲のように「橋が落ちた様子」が把握できたのは、陽が昇ってからです。
上掲は陝西省の交通警察が出した交通情報ですが、橋が落ちた該当区間(K46+200と書いてあるところです)は、2号大橋が約40メートルもわたって崩落し、上り下りの双方向で通行止め――となっています。
中国メーデー惨事。ずさんな設計・施行・管理なら国の責任で「人災」
読者の皆さんもですでにご存じでしょう。2024年05月01日午前02時ごろ、中国の広東省で梅州・大連高速道路の一部が18メートル崩壊しました。↑本件を報じるYouTube『日テレNEWSチャンネル』自動車23台が巻き込まれ、01日時点で48...
上掲の先記事でご紹介した、05月01日、メーデーの日に起こった高速道路の崩落事故も夜間に発生し、クルマが次々と落下。夜だったため事件の全容を把握するのに時間が掛かりました。
今回の事故でも、結局何台のクルマが巻き込まれたのか、また何人の方が亡くなったのか正確な数字がまだ分かりません。
「少なくとも20台以上のクルマが事故に遭い、13人が亡くなった」などの報道が出ていますが、陝西省総合ニュースによると、2024年07月20日10:00の時点で、
・車両5台、11人の遺体が発見された
・依然として車両20台、30人以上が行方不明
とのこと。
大雨で地盤が緩んでいるため、山を切り開いて造った高速道路などでは事故に遭うリスクが高まっています。
(吉田ハンチング@dcp)