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「いつ頼清徳が武力をもって台湾独立を図りました?」 中国「うっ」

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2024年07月30日、中国外交部の記者ブリーフィングで面白いやりとりがありましたのでご紹介します。


↑『IPAC』の写真。中央が台湾の頼清徳総統。

2024年07月30日に台湾で開催された「対中政策に関する列国議会連盟(IPAC)」についての記者からの質問と中国外交部からの回答です。

『AFP』記者:
「IPAC」に関する質問を追ってお伺いします。

台湾地区の指導者である頼清徳氏は、「中国の脅威は、どの国に対しても世界全体の脅威である」と発言し、「世界の民主主義国家」が結束して「権威主義の拡大」に対抗するよう呼びかけました。中国側の対応はどうでしょうか?

林剣:
中国は世界にただ一つであり、台湾は中国の領土の不可分な一部です。台湾問題は純粋に中国の内政であり、いかなる外部勢力も干渉することは許されません。先ほども申し上げたように、このいわゆる「同盟」が対中問題を煽り立て、中国に関する虚偽の情報を広めることは、全く信用できません。

もう一度強調したいのは、「台湾独立」と台湾海峡の平和は水と油のように相容れないということです。

「台湾独立」運動は国際秩序への最も深刻な挑戦であり、両岸が一つの中国であるという台湾海峡の現状を最も危険に変えるものであり、台湾海峡の平和に対する最も重大な破壊行為です。

頼清徳当局が「武力をもって独立を図る」ことは無謀です。いくら武器を購入しても安全は買えず、武器を売る国にとっては単なる金づるに過ぎません。「国防力を強化」し、「民主主義対権威主義」の虚偽のストーリーを煽ることにどれだけ力を注ごうとも、中国の統一という歴史の流れを阻むことはできません。

一つの中国の原則は国際関係の基本原則であり、国際社会の普遍的な共通認識であり、人々の心を動かし、大きな潮流となっています。頼清徳当局が逆流に逆らって「独立」を企て、「武力をもって統一を拒む」ことは、必然的に行き詰まる運命にあるのです。

『Bloomberg』記者:
先ほど頼清徳氏が「武力をもって独立を図る」と言いましたが、彼がいつそのような行動をとったのか説明していただけますか?

林剣:
先ほど申し上げたように、頼清徳当局は常に「武力をもって独立を図る」ことを行っていますが、いくら武器を購入しても安全をもたらすことはなく、「国防力」を強化しても、中国の統一という歴史の流れを阻むことはできません。

⇒参照・引用元:『中国 外交部』公式サイト「2024年7月30日外交部发言人林剑主持例行记者会」

中国が台湾について圧力を強めれば強めるほど、自由主義陣営からの反発を買っています。

台湾の頼清徳総統は、中国を名指しして「世界の脅威」と呼び、「世界の民主主義国家が結束して権威主義の拡大に対抗しよう」とアピールしたのですが、中国外交部の林剣報道官はこの動きを「武力をもって独立を図る」と言ってしまいました。

すかさず『Bloomberg』の記者が、いつ頼清徳総統が武力を持って独立を図ったのでしょうか?と突っ込みました。

ナイスです。こういう点が外信記者のうまいところです。

林剣報道官は「うっ」となって、自分の言葉をオウム返しにして逃げました。

頼清徳総統は、中国による「武力をもって台湾併合を図る」動きを阻止しようとしているだけです。土人国家に統一などされてたまるか――というわけです。

(吉田ハンチング@dcp)

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