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中国は世も末。中国企業「給与を自主的に放棄する」公表で株価5.8%上がる珍事態。

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中国は本当に「世も末」だな――という話かもしれません。

2024年08月20日、『深圳市铭利达精密技術股份有限公司』が「一部の高級幹部が自主的に給与を放棄するとした」という情報を公表しました(下掲文書)。

深圳市铭利达精密技術股份有限公司
(Shenzhen Minglida Precision Technology Co., Ltd.:引用者注)

一部の高級管理職が2024年度の残りの報酬を自主的に放棄することに関する公告

深圳市铭利达精密技術股份有限公司は、総経理の陶誠氏と副総経理の張賢明氏から、複雑な国際情勢や業界の急速な変動に直面しているため、2024年07月01日から12月31日までの期間の報酬を自主的に放棄する旨の通知を受け取りました。

陶誠氏は基本報酬48万元と業績給8万元、張賢明氏は基本報酬36万元と業績給6万元を放棄し、合計で約110万元の報酬を放棄します。

この決定が、社員および投資家の信頼を回復し、企業の成長に寄与することを期待しています。

深圳市铭利达精密技術股份有限公司董事会
2024年08月20日

すると、同社の株価が上昇したのです。以下をご覧ください(チャートは『Investing.com』より引用)。

文書を公表した翌日、2024年08月21日、同社の株価は一時「約5.8%上昇」しました。

傑作なのはその翌日、22日でギャップダウンだして大きく下落したのです。幹部職員の給与返納もそこまで効果はなかったようです。

(吉田ハンチング@dcp)

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