事実上破綻して有耶無耶な感じになっている中国『恒大集団』。一応「宇宙一の不動産屋」と称する中国最大規模の不動産ディベロッパーだったのですが、中国政府も知らんふりしています。
2024年01月には、香港の高等法院が『恒大集団』に対して清算命令を下しています
中国の証券監督当局は、『恒大集団』の企業が虚偽の決算報告と証券詐欺を行っていたことを指摘し、CEOの徐家印さんに対して03月に4,700万元の罰金と証券市場からの永久追放を言い渡しています。
その許家印さんがどこへ行ってしまったのか?がずっと疑問視されてきました。当局に連行されたのは1年前で、以降全く姿を見せていないのです。
中国では往々にしてこのような「どこに行っちゃったのだろう」な事件が起こるのですが……許家印さんの消息が分かりました。
『Reuters(ロイター)』が、許家印さんは深センの特別拘置所に移送された、と報じました。
二人の関係者が語ったとしているのですが、当局に拘束された当初は、北京で住宅監視下に置かれていたそうです。別の情報が伝えるところによると、許家印さんはこの後、深センに移動させられたそうです。
――で、今度は深センの特別拘置所――と。
ちなみに、上記の罰金以外に許家印さんは、2024年06月、53億元の債務不履行をめぐって香港で訴訟を起こされています。債権者は、許家印さんの保有する不動産の引き渡しと売却を要求してます。
宇宙一の不動産屋をつくった不動産王も拘置所行きえで丸裸にされそうです。
(吉田ハンチング@dcp)