「メイド・イン・コリア」なので優れた性能・厳格な納期遵守・優秀な価格競争力を武器に受注可能性が高い ⇒ 豪州「いりません」

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2025年08月05日、オーストラリア国防省は、オーストラリア海軍向けの次期フリゲート艦の優先候補に日本の「もがみ型護衛艦(改良型)」を選定した――と発表しました。

これはオーストラリアの「Sea 3000」として知られる国防装備プロジェクトの一環です。

この選定は最終選考で、韓国産の艦艇はすでに2024年11月に「いらない」といわれています。

この、韓国が一次選考で落選していたことを知らない方もいらっしゃるようで、読者の方から「えっ、韓国って落ちてたんですか?」とメールをいただきました。

当時、韓国がいかに「選ばれる」と自信を持っていたか、また落選でいかに落胆したのか――をご紹介してみましょう。

豪州の「Sea 3000」とは何か?

まず、「もがみ型」が選択された「Sea 3000」についてご紹介します。

そもそもは、2020年07月01日に発表された――

2030年までの10年間に2,700億豪ドルを投資して国防力を強化する

――という計画に端を発しています。

その後、政権交代があり、計画の再考などのすったもんだがありましたが、最終的に「Sea 3000」事業プロジェクトにまとまりました。

面白いのはオーストラリアが、アメリカ合衆国海軍の予備役提督が率いる独立分析チーム(これが「IAT」)に計画の立案(改革)を委託したことです。

『IAT』は2023年09月29日、艦船建造計画の見直しを勧告します。

これによって、

ホバート級駆逐艦3隻(Sea 4000)
ハンター級護衛艦9隻(Sea 5000)

――を建造する当初計画が、ホバート級3隻・ハンター級6隻に修正されました。

これで節約した予算を、ホバート級・ハンター級のTier1水上戦闘艦を補完する17隻のTier2戦闘艦事業に突っ込むことになりました。

これが「Sea 3000」です。

「Sea 3000」のうち11隻は、防空・対地攻撃・護衛などの汎用護衛艦で、これに「もがみ型(改良型)が優先選考されたのです。

ただ、この計画は突貫工事もいいところで、

2025年契約
2026年建造
2029年初号艦引き渡し

――という、非常にタイトなスケジュールなのが特徴です。

「Sea 3000」が公表されたのが2024年02月ですから、初号艦の引き渡しまでわずか5年で終えるという、異常なほどのスピードが要求される計画なのです。

この背景には、もちろんオーストラリアと合衆国海軍の予備役提督が率いる独立分析チーム『IAT』の焦燥感、要するに「早くしないと台湾が中国に侵略されちまうぞ!」があったものと思われます。

だからこそすでに実績のある「もがみ型」が選択されたのでしょう。

中国と並んで「おから工事」が国技の韓国の場合には、短納期というとスグに手を抜きます。日本のような緻密ちみつな作業が霊的に生まれ変わってもできないのが韓国です。

本来であれば、あるいは第二次世界大戦時であれば、合衆国自身が「よし、まかせとけ」と腕まくりするような案件ですが、トランプ大統領も嘆くように、合衆国は往時の造船力を失っています。

日本にお鉢が回ってきたのは当然の帰結かもしれません。

中国「できました」 ⇒ (大体似たようなものは)できました
韓国「できます」 ⇒ (品質を犠牲にして)できます
日本「できません」 ⇒ (完璧なものは)できませんでした

「日本の“できない”は信用できない」といわれます。依頼があった以上、日本は腕まくりして「できる」ことを証明しなければなりません。

自信過剰の韓国は「なぜ落選したんだ!?」

日本としては金星ですが、ガッカリしているのは韓国です。

韓国は「自国の艦艇が他国より優秀」と思い込んでおり、なぜ負けたんだとがっくりしているのです。

ポンコツ艦艇を造っているにもかかわらず――です。

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先にご紹介したとおりに、韓国の提案がオーストラリア国防省から「韓国産の艦艇はいりません」といわれたのは、2024年11月のことです。

この落選について、いかに韓国メディアが身の程知らずの反応の見せていたか、当時の記事から以下に一部を引いてみます。

(前略)
韓国からは『現代重工業』と『ハンファオーシャン』が、それぞれ忠南チュンナム級護衛艦と大邱テグ級護衛艦で受注競争に参戦した。

5モデルのうち2つが「メイド・イン・コリア」であり、優れた性能・厳格な納期遵守・優秀な価格競争力を武器に、韓国の受注可能性が高いとの見方が支配的だった。

政府も、シム・スンソプ前海軍参謀総長を豪州大使として派遣し、支援射撃を行った。

それだけに、落選の衝撃は大きかった。

防衛事業庁は「豪州政府の発表までは公式見解を出さない」と述べた。

しかし、豪州側は非公式に韓国の落選を通知しており、25日にドイツ・日本の二次候補選定を公式発表する予定である。
(後略)

⇒参照・引用元:『中央日報』「’10조’ 호위함 사업 탈락 충격…K방산, 日처럼 실패서 배워라 [이철재의 밀담] 」

韓国がなぜか妙な自信を持っていたことが分かる書きようです。

そもそも中国にすぐに情報が筒抜けになるような国に、対中国に使用される艦艇をオーストラリアが頼むわけがないでしょう。

計画の策定に合衆国海軍退役軍人の皆さんが関わっていたのですから、「韓国企業をオミットする」のは当然です。「あいつらはレッドチームだぞ」なのです。

(吉田ハンチング@dcp)

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