2025年11月12日、韓国の企画財政部が「月刊財政動向11月号」を発刊しました。
韓国大統領に成りおおせた李在明(イ・ジェミョン)さんが、政府財政が火の車になっているのには目もくれず、どん底景気の韓国をなんとかするという名目で支出拡大を続けています。
民間でお金が回らないときは、政府が支出を増やせ――は正しいですけれども、あくまでも程度の問題です。消費クーポンを配布などしましたけれどもショットの効果しかありません。
問題は、政府支出の拡大が景気回復につながらず、経済のエンジンが――バルン! スンスンスン……シーン――と掛らなかったとき「どうすんの?」です。
李在明(イ・ジェミョン)さんが大規模支出拡大の号令をかけて政府負債を積み増しているので、韓国政府の財政は「健全性」から遠ざかる一方です。
9月時点で「102兆の赤字」を達成!
――で、今回の本題。
2025年09月時点での韓国政府の財政がどうなっているか?――です。
Ⅰ.財政運用動向
09月末累計の総収入は、前年同期比41.4兆ウォン増加した480.7兆ウォンで、進捗率は74.8%総支出は、前年同期比51.9兆ウォン増加した544.2兆ウォンで、進捗率は77.4%
管理財政収支は102.4兆ウォンの赤字で、前年同期比11.0兆ウォン赤字が拡大
総収入は「前年同期比41.4兆ウォン増加した」なのですが、支出も拡大して――結局「管理財政収支は102.4兆ウォンの赤字」となりました。
以下をご覧ください。
上掲のとおり、2025年は第2次補正予算が適用されて、総支出は「703.3兆ウォン」。
2025年通期で「-111.6兆ウォン」と赤字を掘る予算です。
ところが、09月時点ですでに赤字は「102.4兆ウォン」に達しています。
09月時点での赤字規模としては、コロナ禍に見舞われた「2020年:108.4兆ウォン」以来の規模で、歴代第2位です。
あと3カ月ですが、2025年は韓国史上最大の赤字で締まりました――みたいなことになっていなければいいですね。
(吉田ハンチング@dcp)







