先にご紹介したとおり、2025年11月16日、在韓米軍はジェイビー・ブランソン司令官名義の文書を公表しました。

在韓米軍司令官「現在の兵力配置は従来理解されていた以上に有利」
2025年11月16日、在韓米軍はジェイビー・ブランソン司令官名義の文書を公表しました。注目は添付されていた地図です。通常の北が上の地図ではなく、南が上で右が西になっています。これは、明らかに在韓米軍が対中国封じ込めを最重要に考えていること...
この文書の中では先にご紹介した以下の地図が掲載されており、在韓米軍をインド太平洋地域の安全保障に使うことが明確に示されています。

韓国に駐留する合衆国軍は北朝鮮の脅威にのみ対処すべし――と呑気なことをいってるのは韓国政府だけで、呆れる他ないのですが、なぜこんなばかなことをいっているのかというと――もちろん「中国ににらまれれたくないから」です。
このマップの上に、日本-台湾-フィリピンをつなぐ領海ラインを引いてみましょう。

フィリピンは合衆国のショバなので、自由民主主義陣営国です。台湾も合衆国が支援していますので、この3カ国をつなぐラインは対中国封じ込めの要です。
問題は、朝鮮半島の南半分です。
ブランソン司令官は、在韓米軍が「非常に有利な位置にいる」としましたが、韓国では愚かなことに「親中、親北、反米」な李在明(イ・ジェミョン)さんと愉快な仲間たちが独裁を目指してひた走っています。
韓国政府は「このままいける」と思っているかもしれませんが、果たしてそうでしょうか。

韓国「日本は『新大東亜共栄圏』を夢見ている」韓国は新アチソン・ラインの外
韓国メディア『週刊朝鮮』が面白い記事を出しています。石破茂首相が「新大東亜共栄圏をつくろうとしている」と主張しています。その中で「韓国がのけ者にされる新アチソン・ラインが今、引かれようとしている」というのです。傑作なことに「日本によって」(...
上掲記事で『週刊朝鮮』の記事をご紹介しましたが、日本が大東亜共栄圏を夢見るかどうかではなく、「韓国が自由民主主義国家陣営からハミゴにされる」方が安全保障上の大問題だ――と「自分のこととして捉えられない」のが「頭の悪い点」です。
「ボンクラな国だなあ」としか申せませんが、こういうボンクラ国があると周りが迷惑します。
情勢は清末期と同じで、誰かが朝鮮半島を押さえないとならないのですが、今回は合衆国にお願いしたいところです。日本は、「朝鮮半島を統治」なんて話は二度とごめんですから。
(吉田ハンチング@dcp)






