2026年04月21日、韓国の外交部が定例記者ブリーフィングを行ったのですが、報道官の冒頭の言葉が傑作だったので、それに続く記者との質疑応答を併せてご紹介します。
Money1でも先にご紹介した、統一部の部長(長官)である鄭東泳(チョン·ドンヨン)さんが、北朝鮮の亀城には核施設(ウラン濃縮)があると、うっかり合衆国からもらった情報を漏らしてしまい、合衆国から北朝鮮情報の提供を制限されている――という件に絡んでのものです。
鄭東泳(チョン·ドンヨン)長官は自分が合衆国の秘密情報を漏洩させたのに、亀城にウラン濃縮施設があるというのは『IAEA』や『CSIS』も公表している既知のものだとウソを言いました。
また、鄭東泳(チョン·ドンヨン)さんを庇った李在明(イ・ジェミョン)もウソを言ったことになります。なぜなら、韓国大統領に成りおおせた李在明(イ・ジェミョン)さんは「鄭東泳(チョン·ドンヨン)が話したことは公知の情報」といったからです。
この日のブリーフィングでは、記者から盛大に突っ込まれました。以下をご覧ください。
Ⅰ. 冒頭発言
こんにちは。4月21日火曜日の定例ブリーフィングを開始いたします。趙顕(チョ・ヒョン)長官は04月19日から李在明(イ・ジェミョン)大統領のインド国賓訪問に同行しており、本日ベトナムへ移動し、24日に日程を終える予定です。
一方、最近の合衆国側による米韓間の北核関連情報共有制限報道に関連し、米韓間の対北政策の協調には何ら問題がないという点を申し上げます。
以上です。ご質問をいただければお答えいたします。
Ⅱ. 質疑応答
<<質問>>
先ほどお話しされた北核関連について、合衆国側から外交部に別途問題提起や公式な抗議はあったのでしょうか。
(『ザ・ファクト』チョン・ソヨン記者)
<<回答>>
外交関連の疎通については私どもが確認して差し上げることはできず、本件により米韓間の対北政策の協調に亀裂があるかのように見る主張について、米韓間の対北政策協調は問題なく行われているという点を改めて強調する主旨で申し上げたものです。<<質問>>
しかし合衆国で対北衛星関連情報共有が制限されていることが事実として確認されています。本日出た内容を見ると、このような合衆国の情報共有制限について政府が「相応の措置を検討することもあり得る」との話が出ていますが事実なのか、もし実際に行われるならどのような措置を指すのか説明をお願いします。
(『イートゥデイ』キム・ソヨン記者)<<回答>>
米韓間の情報に関する疎通については確認して差し上げることはできないという点を申し上げ、また本日の国防部発表を見ると米韓間の情報共有は一方的なものではなく相互補完的に行われています。そして一昨日04月19日に発射された北朝鮮の弾道ミサイルも、米韓間で相互に情報を共有して補完後に分析し発表したという点を申し上げます。
<<質問>>
では政府で相応の措置を検討し得るという部分については、別途追加的な説明はないのでしょうか。
(『イートゥデイ』キム・ソヨン記者)<<回答>>
それについても国防部の方にお問い合わせいただければと思います。<<<質問>>
これは政府関係者から出た話ですが、あえて国防部側でなくても政府次元で何らかの説明はないのでしょうか。
(『イートゥデイ』キム・ソヨン記者)<<回答>>
政府当局間の共有問題であるため、政府当局にお問い合わせいただくのが適切かと思います。<<質問>>
ではこの情報共有問題を解決するために米韓両国間で疎通やこうした議論が進められていると見てよいのでしょうか。
(『イートゥデイ』キム・ソヨン記者)<<回答>>
米韓間では情報共有のみならず、すべての事案について緊密な疎通が行われています。⇒参照・引用元:『韓国 外交部』公式サイト「대변인 정례브리핑(4.21)」
まず、「最近の合衆国側による米韓間の北核関連情報共有制限報道に関連し、米韓間の対北政策の協調には何ら問題がない」が大笑いです。
外交部報道官がしれっと「米韓間の対北政策の協調には何ら問題がない」とわざわざ言わなくてはならないのは、「問題が起きているから」に他なりません。
さらに注目していただきたいのは、記者が「合衆国から北朝鮮についての情報提供が制限されているのは事実」と述べたことについて、「そんなことはありません」など何ら反論をしませんでした。
事実と見て間違いないでしょう。
さらに面白いのは、情報提供制限がかけられたことに対して、韓国政府が「相当の措置を取り得る」という話が出ている点です。
記者は「具体的に何をするんですかー?」とアホの子のような素直さで聞きましたが、報道官は逃げました。
これは傍からみている日本人としてもぜひ聞きたいところです。
要するに――統一部のボンクラ長官が秘密漏洩させたことが原因で情報がもらえなくなったのに、自国のミスを棚に上げ、合衆国に報復措置を取ろうという話――ですから、何をやるつもりなのか注目です。
あっちに謝謝、こっちにも謝謝で実用外校と嘯いている李在明(イ・ジェミョン)さんが合衆国に立ち向かってみればいかがでしょうか。
もちろん、そんなことができるなら――ですが。
(吉田ハンチング@dcp)







