2020年05月08日、『中央日報(日本語版)』に「【コラム】韓国の日本経済追撃の現住所…55年で「鵜飼い」から脱する(1)」という記事が出ました。
主旨としては、もはや韓国は日本の「鵜(う)」ではない、というもの。「韓国経済は日本への依存度が低下している」とし、日本の輸出管理強化にも、半導体産業は重要な基本素材を独自開発したではないか、というのです。
そこで例に引かれているのが「超高純度フッ化水素」です。純度99.9999999999%、いわゆる12N(トゥエルブ・ナイン)のフッ化水素を韓国企業『ソウルブレイン』が量産できるようになったと明言しています。
むしろ韓国は日本の輸出規制をきっかけに素材・部品・装備の自立力量を強化している。政府は100大核心素材・部品・装備の育成に注力し、2兆1,000億ウォンを投資することにした。
素材・部品・装備競争力委員会まで設置し、国内生産を拡大して輸入国多角化にも着手した。
結果はこれまで成功だ。国内中堅企業のソルブレインは、日本から全量輸入されてきたトゥエルブナイン(純度99.9999999999%)フッ化水素酸の量産設備を備えた。
しかし、ソウルブレイン社が12N(トゥエルブ・ナイン)のフッ化水素を製造できる技術を持っているのかについてはいまだに疑問です。先にご紹介したとおり、韓国の産業通商資源部は2020年01月02日にそのようなプレスリリースを出していますが、現在もソウルブレン社のホームページにはそのような記載はありません。
⇒参照:『ソウルブレイン』ホームページ
http://www.soulbrain.co.kr/
韓国産業通商資源部のプレスリリースについては以下の記事を参照いただけると幸いです。
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かねてからご紹介しているとおり、韓国『産業通商資源部』のサイトには、「ソウルブレイン社、最高レベルの高純度フッ酸(12N)大量生産能力の確保(原文韓国語:筆者意訳)」というプレスリリースがあります。以下がプレスリリースの掲載されている箇所で...
(柏ケミカル@dcp)
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