韓国「外貨準備」06月末「現金」40億ドルも減少! 過去最大とか喜んでる場合なのか

広告
おススメ記事

2020年07月03日、韓国銀行から06月末時点での韓国の外貨準備が公表されました。

以下のようになっています。

外貨準備高:4,108億ドル(約44兆1,758億円)
(前月比:約34億ドル増加)

<<内訳>>
⇒Securities 3,726億ドル(約40兆679億円)
(証券類)
前月比:69億ドル増加

⇒Deposits 260億ドル(約2兆7,959億円)
(預金)
前月比:40億ドル減少

⇒SDRs 31億ドル(約3,334億円)
(IMFのSDR(特別引出権))
前月比:3億ドル増加

⇒IMF position 43億ドル(約4,624億円)
(IMFリザーブポジション)
前月比:3億ドル増加

⇒Gold 48億ドル(約5,162億円)
(金)
前月比:変わらず
※円換算は2020年07月03日「1ドル=107.54円」のレートで算出

⇒データ引用元:『韓国銀行』「Korea’s Official Foreign Reserves(As of the end of June 2020)」
http://www.bok.or.kr/eng/bbs/E0000634/view.do?nttId=10059119&menuNo=400069

韓国メディアは「過去最高!」などと報道するでしょうが、韓国の場合Securities(証券類)がどれほど増えても大して影響がありません。およそ1/3しかアメリカ合衆国公債がなく、2/3は中身が分からないからです。

また、問題は「現金」たるDeposits(預金)です。「40億ドル」も減少しています。

先にご紹介したとおり07月はFED(Federal Reserve Systemの略称:連邦準備制度)への返済が「108億6,700万ドル」もあるのです。で、06月末時点でDeposits(預金)が「260億ドル」しかない。債券を売るなどしてドルを調達しないといけないのではないでしょうか。

(柏ケミカル@dcp)

広告
タイトルとURLをコピーしました