実体経済の悪化が顕著な韓国ですが、景気が良くなるためには輸出が上向かないと話になりません。しかし、韓国の輸出が上向いたというサインはいまだ見えません。
2020年09月25日、『韓国銀行』から「2020年8月の貿易指数と交易条件」というデータが公開されました。注目したいのは「貿易指数」の輸出金額についてのデータです。
これは、「2015年を100」として現在の輸出金額がどの水準にあるかを示します。例えば、2020年01月の輸出金額の貿易指数が「98.65」なら、2015年と比較して「98.65%」の水準にあることを示します。
で、この貿易指数と共に前年同期比の騰落率を並べてみると以下のようになります(2020年01-08月)。
| 貿易指数(輸出金額) | 対前年同期比 | |
| 01月 | 98.65 | -10.0% |
| 02月 | 97.06 | 2.9% |
| 03月 | 110.60 | -0.4% |
| 04月 | 87.03 | -23.3% |
| 05月 | 81.97 | -25.2% |
| 06月 | 92.65 | -10.5% |
| 07月 | 100.51 | -8.6% |
| 08月 | 94.58 | -9.2% |
なんと03月から08月まで6カ連続で前年同期比割れです。
つまり韓国の輸出はさっぱり回復していないということです。このトンネルはいつまで続くのかと韓国政府、『韓国銀行』は頭を抱えているのではないでしょうか。
(柏ケミカル@dcp)






