韓国政府、『韓国銀行』、国策銀行はじめ金融機関は、新型コロナウイルス騒動による流動性不足に対応するため、お金をじゃぶじゃぶ回していますが、このじゃぶじゃぶが状態が止まりません。
2020年10月15日、『韓国銀行』が発表した「2020年08月通貨および流動性」によると、とうとう「M2」が「3,100兆ウォン」を突破しました。
「M2」というのは、至極簡単にいうと「市中にお金がいくらあるのか」を示す指標です。
昨年末から「195兆5,999億ウォン」の増加です。
増加幅は小さくなりましたが(前月比0.3%増加)それでも韓国史上最大のじゃぶじゃぶ状態です。
もう何度でもいいますが、これだけ回しても実体経済に効いていないというのが大問題です。
先にご紹介しましたが、韓国は「流動性の罠(わな)」に落ちたかもしれません。
「流動性の罠」とは?
景気が悪くなったときには金利を下げてお金の流通量を増やす、というのはまっとうな方策です。しかし、異常な低金利下ではいくらお金の流通量を増やしても効果なしという状況になります。これが「流動性の罠(liquidity trap)」です。リーマン...
※M2=現金通貨+預金通貨+準通貨+CD(預金通貨、準通貨、CDの発行者は、国内銀行等<マネーサプライ統計のM2+CD対象預金取扱機関と一致>)
⇒参照・引用元:『日本銀行』「マネーストック統計のFAQ」
https://www.boj.or.jp/statistics/outline/exp/faqms.htm/
(柏ケミカル@dcp)