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イタリア国債利回り急騰 火種は残る

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イタリアで反EU政権が成立し、イタリア国債10年物の利回りが急騰。『五つ星運動』党首が「EU離脱は考えていない」なんて声明を出して何とか目前の危機を回避した……ように見えるわけですが。

ここ1カ月のイタリア国債10年物の利回りチャートを見てみると以下のようになります(チャートは『Bloomberg』より引用)。急騰具合が尋常ではないことが分かりますね。

1年のスパンで見たチャートが以下です(同引用元)。それまでは上昇しても「2.2%」ぐらいだったのが一気に「3.16%」まで進んだわけですから、これはやはり異常事態です。

利回りが急上昇するというのは、その国の信用がなくなっていることを意味します。チャートのようにいったんは下がりましたけれども、反EUの政権が誕生したことに変わりはありません。またイタリアの財政状況が悪いことも事実です。

ECB(欧州中央銀行)は現在金融引き締め方向に向かっています。国債の買い入れなどを絞っていますので、イタリアのためだけに国債を購入するといったことを行わないでしょう(また制度上すでにECBの独断で援助をできなくなっている)。イタリアで何かあったら、その支援を巡ってEUとの交渉はかなり白熱したものとなるはず。火種はまだくすぶっていると考えるべきなのです。

(柏ケミカル@dcp)

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