「ウォン安」進行! 08月02日ついに防衛線を突破!

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08月02日、日本がついに韓国を「ホワイト国から除外」したため、近い将来韓国経済が非常に難しいことになる事態が予想されます。株価の下落もそうですが、為替でもすでにその兆候が現れました。

以下は08月02日までの日足(ひあし)のドルウォンチャートです(チャートは『Investing.com』より引用:以下同)。

株式、FXの取引をされない方は見方が分からないかもしれませんので、説明をさせてください。「日足(ひあし)」チャートでは、1日ごとの値動きが「ローソク足」という棒で示されています。

また、1ドルが何ウォンで取り引きされているかを示しますので、赤い棒が上昇(ウォン安方向へ向かった)、緑色の棒が下落(ウォン高方向へ向かった)を表しています。

同じチャートにトレンドライン(水色の線です)を引いてみると以下のようになります。

2018年06月18日-2019年04月23日までの約10カ月間は、およそ「1ドル=1,109.08ウォン」から「1ドル=1,143.58ウォン」までのレンジで推移しています。「レンジ相場」といわれる状態で、一定の価格幅で推移することを指します。

2019年04月24日にどんと長いローソク足が出て一気にウォン安が進み、その後も上昇(ウォン安)が進行。05月17-21日、05月29-30日にはおよそ「1ドル=1,195.14ウォン」の天井をつけ、ここがウォン安の防衛線になっているのが分かります。

この天井部分を拡大して15分足(ローソク足1本が15分の値動きを示します)で見たのが以下の図になります。

05月20日18時過ぎから極端な上昇下降を繰り返す、いわゆる「ワロス曲線」が出現しているのがお分かりいただけるでしょうか。上限をおよそ「1ドル=1,195ウォン」として何者か(恐らく韓国の通貨当局)が意図的に介入した結果と推測できます。

どうしてもこの「1ドル=1,195ウォン」を突破されたくなかったのです。

トレンドラインを引いたチャートにあるように、ホワイト国除外閣議決定の前日、08月01日にはほぼこの防衛ラインまで上昇して(ウォン安が進行して)ひけましたが、08月02日にはついにこれが破られ、終値「1ドル=1,204.61ウォン」(08月03日午前5時56分43秒終了)までウオン安が進行しました。

⇒参照:『Money1』「『ワロス曲線』とは? 異常なチャートパターン」
https://money1.jp/?p=9428

通貨安からデフォルトを起こさないかを注視!

韓国通貨ウォンは未知の領域に突入したといえます。Money1では何度もお伝えしてきましたが、通貨安からドボンというのは非常によくある話です。しかしながら、まだ日本政府が輸出管理を始めたばかり、ホワイト国除外を決めたばかり。実際の影響が現れるのはこれからなのです。

韓国がデフォルト騒動を起こすかどうか注視する必要がありそうです。一つの目安はこれまでに締結した「通貨スワップ協定」の利用を韓国が言い出すかどうかでしょう。幸いなことに日本はもう韓国との通貨スワップ協定を結んでいませんのでセーフです。

⇒参照:『Money1』「『通貨スワップ協定』とは?」
https://money1.jp/?p=265

⇒参照:『Money1』「韓国『通貨安』でドボンの可能性高まる!」

⇒参照:『Money1』「南朝鮮『通貨スワップ協定狂奏曲』の顛末 緊急時に用意できるお金はいくらになった!?」


※この記事は韓国が通貨スワップ協定を締結しようと奔走していた2017年10月のものです。

(柏ケミカル@dcp)

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