2023年07月08日09時55分頃、韓国の原子力発電施設「古里3号機」で補助給水ポンプが自動起動されました。
↑古里原発は韓国の原子力発電所の中で最も古い施設。1978年4月に運転を開始した1号機は、前文在寅政権によって廃炉と決定されました。今回謎の自動起動を起こした3号機も1985年09月に発電を開始したオールドタイマー。
この「補助給水ポンプ」というのは、蒸気発生器に水を供給する設備で、主給水ポンプで故障などの不具合が発生した際に自動起動するようになっています。
つまり、原因は不明ですが、なぜか主給水ポンプが止まったのです。
以下は、07月08日に韓国の『原子力安全委員会』が出したプレスリリースです。
上掲のプレスリリースにもありますが、『原子力安全委員会』は原因調査に乗り出したとしていますが、まだ続報はありません。
古里原発では、原因が分かり、調整が終わり次第再起動するとしています。
上掲は韓国の原子力発電施設のリアルタイムステータスですが、2023年07月08日18:40現在、古里3号機は「整備注」になっています。
『IAEA』のリポートに難癖をつける暇があったら、自国の原発で事故を起こさないようにしていただきたいものです。
(吉田ハンチング@dcp)