中国の習近平総書記が、インドで2023年09月09~10日に開催される20カ国・地域(G20首脳会議)を欠席することが分かりました。
代わりに李強首相が出席します。早くもアメリカ合衆国・バイデン大統領は「失望した」と語っているのですが、習近平総書記はなぜ出ないのでしょうか。
中国外交部の定例記者ブリーフィングでNHKの記者が直球を投げました。
『NHK』記者:
2つ質問があります。習近平主席がニューデリーでのG20サミットを欠席する理由は? 習近平主席はロシアで開催される東方経済フォーラムに出席するのでしょうか?毛寧:
最初の質問については、昨日すでにお答えしました。2つ目の質問については、お答えできる情報はありません。
NHKの記者はずばりな直球を投げました。
「習近平がG20首脳会議をバックレる理由は何ですか?」「それなのにロシアには行くんですか?」です。
毛寧報道官はそっけない回答しかしませんでした。
毛寧報道官が「昨日答えました」としたのは、09月04日の定例記者ブリーフィングで『AFP』記者からの質問に答えたことを指しています。
それがどんな回答だったかというと……。
『AFP』記者:
先ほど報道官は、李強首相はG20首脳会議に出席すると述べましたが、習近平国家主席は出席しないということですか? もしそうなら、なぜ出席しないのですか?毛寧:
先ほど、李強総理が代表団を率いてインドのニューデリーに行き、G20首脳会議に出席すると発表しました。G20は国際経済協力の主要なフォーラムであり、中国は常に関連活動を重視し、積極的に参加してきた。
李強総理のこの会議への参加は、G20の協力に関する中国の見解と考えを示し、G20が連帯と協力を強化し、世界経済と発展の課題に協力して取り組むことを促進するものである。
われわれは、G20首脳会議を成功させ、世界経済の安定的な回復と持続可能な開発の促進に積極的に貢献するため、全ての関係者と協力する用意がある。
上掲のとおり、「なぜ習近平が出席しないのか?」について、理由は一切語っていません。
なぜG20首脳会議を忌避するのか? なぜバックレるのか?は説明されないママです。
(吉田ハンチング@dcp)