中国がいよいよ駄目方向に向かっているという話です。
2023年12月26日、中国共産党中央委員会が毛沢東同志生誕130周年記念シンポジウムを開催。習近平総書記が記念演説を行いました。
「毛沢東同志は人民を率いてマルクス主義の中国化という歴史的プロセスを開始し、偉大で栄光ある正しい中国共産党(中共)を建設し、人民が自分の家の主人である新しい中国を建設し、先進的な社会主義制度を構築し、無敵の新しい人民軍を建設し、中華民族と人民のために消えない歴史的成果を挙げ、新たな千年を通じて輝く歴史的貢献をした」
と、毛沢東さんを讃え、
「毛沢東同志の崇高な精神は、われわれが前進し続けるための力強い原動力となる」
「中国式の現代化で強国の建設と民族の若返りの大義を全面的に推進することは、新時代の新たな旅路における全党、全民族、全民族の中心的な任務である。
これは毛沢東をはじめとする旧世代の革命家のやり残した仕事であり、現代の中国共産党員の厳粛な歴史的責任である」
――とつなげて、自分の話にもっていきます。
「時代と共にマルクス主義を揺るぎなく堅持し発展させ、実践に基づく理論革新を力強く推し進め、中国時代のマルクス主義で新たな実践を意識的に指導することは、わが党が歴史のイニシアティブをつかみ、時代と歩調を合わせ、大義の発展のために絶えず新たな状況を作り出す成功の道である」
と指摘しました。「中国時代のマルクス主義」だそうです。習近平の指導する特色ある社会主義――の正統性を主張しています。
傑作なのは、蔡奇さんがまた壮絶にゴマをすっていることです。それを以下に引用します。
(前略)
会議を主宰した蔡奇氏は、「習近平総書記の重要な演説は、毛沢東同志が中国の革命と建設を指導した偉大な実践を懐かしく思い起こさせ、毛沢東同志が中華民族と中国人民のために築いた偉大な業績を高く評価し、毛沢東同志の高貴な精神風格は、われわれが前進し続けることを鼓舞する強い動機であると強調し、毛沢東同志を記念して実践的な行動を行い、中国の現代化の大義を推進するために、次のような提案を提出した」と述べた。
「習近平総書記の重要な演説は高度で深遠であり、政治的、思想的、指導的資質が強く、毛沢東同志とその他の古い世代の革命家が始めた大義を引き続き推し進め、中国の特色ある社会主義の道を堅持し、中国式現代化の新たな情勢を創造するよう党を指導する上で大きな意義がある。
われわれは真剣に学び、理解し、徹底的に実行し、中国式現代化で強国建設と民族の若返りを推進する、という大義のために団結する必要がある」。
(後略)
習近平さんの演説は毛沢東同志を懐かしく思い起こさせるものだそうです。文化大革命や激しい権力闘争があったことをも思い出せるのではないでしょうか。またTopによる独裁、Topへの個人崇拝を始めるのがうれしいようです。
「ばかにつける薬がない」とはまさにこのこと。被害は14億人にとどめていただきたいものです。
(吉田ハンチング@dcp)