2024年06月21日、中国外交部が定例記者ブリーフィングで興味深いことを述べました。
『Reuters(ロイター)』記者:
日本の外務省は本日、ロシアの対ウクライナ戦争を支援する個人や団体に対する新たな制裁措置の一環として、中国企業に対する貿易制限を発表した。これについて外務省のコメントは?
林剣:
関連する報道には留意している。中国は国際法に根拠のない一方的な制裁に断固反対する。中国はロシアと平等と互恵を基礎に正常な経済貿易協力を行っており、これは中国の正当な権利であり、部外者によって干渉されたり損害を受けたりすることはない。
中国は、中国の厳粛な立場にもかかわらず、日本側が特定の国に追随して違法な一方的制裁を無差別に行うことに強い不満と断固とした反対を表明する。
中国は、その合法的かつ適法な権利を断固として守るため、あらゆる必要な措置をとる。
ここのところ、中国の外交部は「断固たる不満」ばかり表明しています。なんと「断固たる不満」の多い国でしょうか。
注目したいのは、「日本側が特定の国に追随して……」という部分です。アメリカ合衆国については「名指し」してはいません。俗な言葉でいえば「ヘタれた」のです。
(吉田ハンチング@dcp)