2024年07月01日03時42分頃、韓国ソウル江南区地下鉄3号線の道谷駅~大峙駅区間の下り線において、軌道作業用の特殊車両で急に火災が発生。
火元は特殊車両エンジンルームでした。
消防当局は人員140人を動員し、05:48分頃には車両を水西車両基地へ牽引。通報から約3時間後の06時39分頃にはもうもうと煙が立ち上がり、一時は騒然としましたが、08時41分頃にはなんとか鎮火に持ち込みました。
この車両は電気モーター車で、発火したのはエンジンルームのリチウム電池でした。
↑とにかく水を掛けて温度を下げて……と消火活動に励む消防隊の皆さん。
リチウム電池の温度を下げるため、線路にあったモーターカーに水を掛けた後、モーターカーを線路外に搬出。その後、リチウム電池をモーターカーから完全に取り外して、丸ごと水槽に浸して消火しました。
↑バッテリー部分だけ取り出して臨時の水槽に浸し、完全鎮火を行っているところ。
2024年06月25日には、一次電池メーカー『アリセル』のリチウム電池保管場所で出火し、23人が亡くなるという火事がありました(下掲記事)。
【追記】「韓国の電池メーカー」で大火、23人が死亡。発火原因は不明
<<重要な追記>>2024年06月25日、消防庁の捜索によって、行方不明となっていた最後の1名が遺体で発見されました。これにより、23人が亡くなったことになりました。<<追記ここまで/以下元記事>>韓国で痛ましい事件がありました。2024年...
今回の車両火災では、幸いなことに人的被害はありませんでしたが、またしてもリチウム電池からの出火です。
燃えずにはいられないのか――という話ですが、時間が時間だけに出勤途中の皆さんに大変迷惑をかける火災となりました。
(吉田ハンチング@dcp)