安倍晋三下首相の奥さん、昭恵さんがトランプ次期大統領夫妻と夕食会を行いました。これによって、石破首相との会談も予約もできました。日本の外務省は仕事してるの?――と批判が出ていますが、韓国の外交部はもっと大変です。
↑次期大統領に選出されたトランプさんと尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領が電話会談した際の写真(第20代大統領室が2024年11月17日に公開した写真)
「日本より先に尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領がトランプ次期大統領と電話会談を行った。しかも、石破は5分だったが、尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領は12分。2倍以上だった」――と喜んでいたのですが――今や、その尹錫悦(ユン・ソギョル)さんは大統領の職務停止。
韓悳洙(ハン・ドクス)国務総理(首相に相当)が大統領代行ですが、合衆国からすれば「代行と会ってもなあ……」なのですが、一応、合衆国のバイデン政権は韓首相に高官を派遣して、会談を行うことにしました。
政界もドタバタですが、企業の方も深刻です。日本は『ソフトバンクグループ』の孫正義さんが(また巨額の出資を約束して)トランプさんの隣に登場することに成功しました。
さあ韓国はどうする?――なのです。
『中央日報』が大変面白い記事を出しています。タイトルが「韓国企業『トランプとの袖すり合わせた縁でも探せ』…外交の空白を克服する特命」という記事です。
何でもいいからトランプさんとの接点を探せ――と韓国企業が躍起になっているという内容です。記事の一部を以下に引用してみます。
(前略)
「トランプと袖をすり合わせた縁でも探せ」。最近の韓国企業の最優先課題だ。ドナルド・トランプ米大統領の2期目政権発足が1カ月後に迫り、韓国財界は緊張を強いられている。
通商環境が急激に変化する可能性がある中、大統領弾劾の影響で「外交の空白」が生じ、各企業が自力で状況を乗り越えなければならないからだ。
輸出を基盤とする韓国にとって、米国の政権交代は今後4年間の輸出基盤を整えるための重要な時期となる。
(中略)
トランプ2期目政権の通商政策により、収益が直接的な打撃を受ける可能性があるためだ。事業家出身のトランプは日常的に個人的な縁に頼る行動が多いため、「人脈探し」が重要となっている。
ある匿名の財界関係者は次のように語った。
「少なくとも就任祝いの挨拶をするためにも、人脈が必要です。
経営陣だけでなく、役員までがトランプやその家族、知人、共和党議員、さらにはトランプが通った学校など、あらゆる縁を振り返っています」
(後略)
「大統領弾劾の影響で」のところに、また例によって韓国の他罰主義が見えます。「尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領に後頭部を殴られた」と言いたいのでしょう。あんたの国には自助努力とが、それに類するものはないのか――です。
それはともかく、韓国企業の経営陣が血眼になって「何か縁はないのか」と探しているとのこと。
孫正義さんのように、合衆国に対する巨額投資を名乗り出てみてはいかがでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)