安値トレンドの進行が注目されている韓国通貨「ウォン」。2020年03月11日(水)が(ほぼほぼ)締まりました。ドルウォンチャートは以下のようになっています(チャートは『Investing.com』より引用)。
先にお伝えしたとおり韓国時間(韓国株式市場が開場している09:00-15:30の時間帯をMoney1では一応こう呼んでいます)が終了したあたりからウォン高圧力が強くなり、いったんはおよそ「1ドル=1,184ウォン」まで下げましたが結局およそ「1ドル=1,191ウォン」まで戻しました。
ですので日足は陽線でウォン安が進行しました。11日全体のプライスアクションを1分足で見ると以下のようになります。
これだけですと面白くはないのですが、出来高を見ると興味深いことが分かるのです。『Investing.com』のチャートでは、デフォルトで出来高を表示することができませんので、以下の『TradingView』のチャートをご覧ください。
出来高が急減しているポイントがあるのが分かります。出来高はこの時点で急減し、以降は出来高が増えることはありませんでした。この急減ポイントを拡大してみると。
ちょうど韓国時間が終わった15:30直後、つまり韓国株式市場の終了と同時に急減しています。さらに分かりやすいようにしたのが下掲です。
03月11日、先の記事でもお伝えしたとおり、韓国株式市場は大幅な下落となりました。しかも外国人は「6,962億ウォン」も売り越しました。
つまり、こういうことではないでしょうか。外国人がその売り越して得たウォンをドルに換える、そのウォン売り・ドル買い(両替です)が大量に発生するのでウォン安も進行する。株式市場が締まるとその動きもピタリと止んで、取引量が急減。つまり「出来高」が減る、と。
間もなく03月12日(木)の市場が開場しますが、果たしてどんな展開となるでしょうか。
また随時記事を制作し状況をご紹介するようにいたします。
追記
2020年03月12日(木)の市場が開きましたので以下の記事を制作いたしました。ウォン安・株安の急発進となっています。特にKOSPIは猛烈な下落です。以下の記事も併せてお読み頂ければ幸いです。
(柏ケミカル@dcp)