安値トレンドの進行に注目が集まっている韓国通貨「ウォン」。2020年03月17日(火)10:01現在(日本時間)、ドルウォンチャートは以下のようになっています(チャートは『Investing.com』より引用:以下同)。
「1ドル=1,230ウォン」に到達しただけでも異常事態ですが、本日の初動ではさらにウォン安が進行し、一時は「1ドル=1,241ウォン」に達しました。さすがに戻しが入って、現在は「1ドル=1,238-1,239ウォン」の戦いとなっております。
1分足の時間軸を長く取って、少し引いて見ると以下のようになります。
2019年08月-09月にかけて形成した天井圏をすでにオーバードライブしています。この天井圏は日足の実体線で見ると「1ドル=1,219.14ウォン」だったのですが、昨日16日(月)にこれをヒゲではなく実体線で超えました。株式やFXの取引をされる方はご存じのことですが、ヒゲで超えるのと実体線で超えるのは全く意味が異なります。
もっと引いて見ると以下のようになります(チャートは『TradingView』より引用)。
「1ドル=1,240ウォン」というのは明らかな異常事態で、2008-2009年の韓国通貨危機以降では、わずか3カ所。このまま通貨安が進行すると「またドボンか」というところまで来ているのです。
まだ開場1時間。先は長いので結末がどうなるのか予測もできませんが、韓国通貨当局もこのままウォン安を放置するとまずいと認識しているでしょう。2008-2009年の韓国通貨危機時のことが頭をよぎっているのではないでしょうか。
また動きがありましたら、随時記事を制作し状況をご紹介するようにいたします。
追記
2020年03月17日(火)も韓国時間が終了しましたので以下の記事を制作しました。ウォン安がさらに進行し一時は「1,246ウォン」に達しています。本記事と併せてお読み頂ければ幸いです。
(柏ケミカル@dcp)